料理研究家・栄養士。大手外食企業、食品宅配会社を経て独立。子育ての経験を活かした、作りやすくて栄養バランスのよい料理が好評を博し、現在、NHK「あさイチ」などのメディア出演をはじめ、書籍、雑誌、企業販促用のレシピ開発、食育講演会講師など多岐にわたり活躍中。
みなさん、こんにちは。料理研究家の阪下千恵です。もうすぐ年末のイベント、クリスマスがやってきます。今年はどんなお料理を楽しもうかしら? そんな方におすすめの、とっておきのメニュー3品を、1日1品ずつ紹介します。今回ご紹介するのは、パエリアです。ぜひご家庭で本格的な味を楽しんでみてくださいね。
●米…2合
●鶏もも肉…小1枚
●エビ(中)…8尾
●アサリ…200g
●パプリカ(黄)…1/2個(ヘタと種を取り、縦半分に切ってから1㎝幅に切る)
●トマト…1/2個(1.5㎝角に切る)
●玉ねぎ…1/4個(みじん切りにする)
●ブラックオリーブ(種なしスライス)…25g
●にんにく…1かけ(みじん切りにする)
●塩、こしょう…各少々
●オリーブ油…大さじ3
●白ワイン…1/4カップ
A 湯…2・1/4カップ
A 塩…小さじ1/3
A 固形コンソメ…1個
A サフラン…ひとつまみ
●パセリのみじん切り…大さじ1~2
●レモン…1/2個(くし形切りにする)
・鶏もも肉は余分な皮と脂を取り、3~4cm角の一ロサイズに切り、塩、こしょうを多めにまぶしておく。
・エビは尾のひと節を残して殻をむき、背に包丁で切り込みを入れて、背ワタを取り除く。ボウルに入れて、塩(小さじ1・分量外)でもんで水で洗い流し、ペーパータオルで水気をふき取る。
・アサリは砂抜きをして、殻と殻をこすり合わせるようによく洗う。
<アサリの下処理>
1ℓの水に対して塩(大さじ1・1/2)を溶かし(塩は水に対して2~3%)、アサリを2時間ほど入れて砂抜きする。
汚れたら新しい塩水に変えるのを2回ほど繰り返すとよい。
砂抜き後、殻と殻をこすり合わせて流水でよく洗う(砂抜き後にビニール袋に入れて、約1週間は冷凍保存もできる。
使うときは、凍ったまま調理する)。
・ボウルにAを混ぜ合わせて溶かしておく(サフランは色が出たら取り出す)。
・深めのフライパンに、オリーブ油(大さじ1)を中火で熱する。
・鶏肉は片面2~3分ずつ両面を強めの中火で焼く。色づいたら一度器に取り出す。
・フライパンにアサリとエビ、白ワインを入れ、中火で2~3分ふたをして加熱し、アサリの殻が開いたら汁ごとボウルに取り出す。
・きれいにしたフライパンにオリーブ油(大さじ2)、玉ねぎ、にんにくを入れ、弱火で1~2分炒める。
・米を洗わずにそのまま加えて中火にし、3分炒める。
・Aと①(具を作る)の煮汁を加えて中火で沸騰させ、ヘラで3回ほど大きく混ぜながら3分そのまま煮る。
・②(炒め、煮る)の火を一度弱め、鶏肉、エビ、アサリ、パプリカ、ブラックオリーブ、トマトを彩りよく並べる。
・ふたをして弱火で、ほとんど汁がなくなるまで、18分加熱して炊く。
・ふたをはずして味みして、米の硬さがちょうどよければ、ふたをはずす。中火にして2~3分加熱し、余分な水分をとばす。
・上にパセリのみじん切りとレモンをのせる。
出典『料理のきほんLesson』
料理写真 奥村 暢欣
本記事は上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
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