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2021.08.26

おいしいおかずが毎日食べられる!
🥩作り置きに便利な下味冷凍で「豚肉のねぎオイルマリネ炒め」を作ってみよう!

 肉や魚介をまるごと味つけして冷凍する「袋づめおかず」。まとめて作って冷凍しておけば、毎日の料理の手間を省くことができます。そこで今回は、倉橋利江先生の『かんたん冷凍つくりおき』から、きほんの作り方を、「豚肉のねぎオイルマリネ炒め」を例にご紹介! ぜひ作ってみてくださいね。

袋づめ冷凍おかずのきほん

 袋づめ冷凍おかずは、ジッパー付きの保存袋に調味料と食料を入れ、もみ込んで冷凍するだけ! 冷凍することで食材の細胞膜が壊れて味がよくしみ込むようになり、余分な水分が抜けてうまみも増します。では早速、作ってみましょう!

豚肉のねぎオイルマリネ炒め

脂身がおいしい豚しゃぶしゃぶ用肉を使ったオイルマリネ。ビネガーをきかせて長ねぎをたっぷり入れるのがポイントです。

材料(1袋分)

●豚バラしゃぶしゃぶ用肉…250g

A 長ねぎ(みじん切り)…1/2本

A  オリーブオイル…大さじ2

A 白ワインビネガー(または酢)…小さじ2

A しょうゆ…小さじ1

A 塩…小さじ1/2

A 砂糖…ひとつまみ

袋づめの作り方

保存袋は約20㎝×18㎝のジッパー付き冷凍用保存袋を使用しています。必ず、清潔なものを使い、使い回しは避けましょう。

1 調味料を保存袋に入れる

ジッパー付き保存袋にAの調味料を入れます。調味料に長ねぎなどが入っている場合は先に合わせておきます。

❄保存袋の口を外側に折っておくと、調味料が入れやすくなります。

2 肉や魚介を保存袋に入れる

保存袋に豚肉を入れます。

❄食材を買ってきたらできるだけその日のうちに仕込みましょう。また食材の余分な水けは、味が落ちる原因になるので、キッチンペーパーでしっかりとふいてください。

3 袋の上からよくもみ混ぜる

味にムラが出ないように調味料と食材を袋の上からよくもみ混ぜ、なじませます。魚の切り身などのやわらかい食材はやさしくもみ混ぜてください。

4 平らに広げて袋の空気を抜く

均一に凍るように袋の下側から上側に向かって、袋の中身を手で押さえながら、平らに広げていきます。袋の口を3分の2くらい閉じて、しっかりと空気を抜いてから完全に密閉します。

5 すぐに冷凍する

準備ができたら、すぐに冷凍します。熱伝導がよい金属製のバットにのせると、急速に冷凍が進み、中身が折れ曲がる心配もありません。

❄完全に凍ったら、冷凍庫に立てて収納すると場所をとらず、取り出しやすくなります。

食べるときは

1 流水をかけて半解凍する

保存袋の上から流水を2~3分かけて食材を少し溶かし、半解凍の状態にしてから調理を行います。薄切り肉なら手で曲げられるシャーベット状、鶏肉や魚の切り身なら1切れずつ離れる状態が目安です。こうすることで加熱する際に、素材がほぐれやすくなり、調理時間を短くできます。

2 中身をほぐして温めたフライパンに入れる

袋の中身を半解凍したら、全体を手で少しほぐして温めたフライパンに入れます。

❄袋の中に調味料や食材を残してしまうと、味が決まらなくなるので、きちんと使い切りましょう。

3 ふたをして蒸し焼きにする

調味料によっては焦げやすいものもあるので、ふたをして弱めの中火にして3~4分、蒸し焼きにします。

4 ほぐしながら炒める

食材が溶けてきたら、トングや菜箸などでほぐしながら炒めます。

5 火を強めて汁けを飛ばす

仕上げに火を強めて余分な汁けを飛ばしてください。

完成!

出典『かんたん冷凍つくりおき』

写真 松久幸太郎

本記事は上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

 

アイキャッチ画像素材 Oksana Mizina/Shutterstock.com

かんたん冷凍作りおき
倉橋利江 著(プロフィールは下記参照)
帰ってすぐ食べられる冷凍保存おかずが124レシピ!話題の「下味冷凍おかず」と「冷凍できる作りおき」の2大構成。下味冷凍おかずは、お肉も野菜も調味料も、丸ごと袋づめしておかずの素を冷凍できる便利レシピです!材料を買った日に仕込んで冷凍しておけば、平日はフライパンやレンジで火を通すだけで「豚のしょうが焼き」「チンジャオロース―」などの出来立ておかずが食べられます。汁物も、具材に迷わずすぐに作れる冷凍ミックスをご紹介。
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倉橋利江(クラハシトシエ)
編集者・料理愛好家。料理編集者として出版社に勤務し、編集長として料理ムックの発行を多数手掛け、さらに大手出版社で料理雑誌の編集に携わったのちフリー編集者に。独立後、これまでに60冊以上の料理書籍を担当し、数々のヒット商品を送り出す。20年近くの編集経験から、料理家と読者の間をつなぐ存在でありたいと思い、仕事で学んだプロのコツと独自のアイデイアを組み合わせた「手に入りやすい食材で、作りやすく、また食べたくなるレシピ」を考案している。著書に『ラクしておいしい!かんたん冷凍作りおき』『作りおき&帰って10分おかず336』『やせる!作りおき&帰って10分おかず330』。2019年レシピ本大賞では『作りおき&帰って10分おかず336』が入賞。2021年レシピ本大賞では『野菜はスープとみそ汁でとればいい』が入賞(いずれも新星出版社)。
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