ライフ & ホビーライフ & ホビー

2026.05.25

細かく刻んだ鶏皮を炒めてカリカリに…鶏むね肉でできる絶品「チキンミネストローネ」の作り方 レシピ本大賞入賞者が教えるコクとうまみのあるスープ

 日常の料理で鶏むね肉を調理する際、皮の部分をどのように活用していますか?

 料理レシピ本大賞で2度も入賞した実績をもつレシピ作家の倉橋利江さんはこう言います。

「皮は必ずしも取り除かなくてOKです。焼いたりゆでたりする際、皮があったほうがしっとりと仕上がり、皮の脂がコクやうまみになる場合もあるのです」

 では、どのように調理するとおいしさが増すのでしょうか。倉橋さんの著書『鶏むねおかず横丁 鶏むね2㎏を使いきり!』からミネストローネの作り方を抜粋、編集して紹介します。

カリカリに焼いた鶏皮が引き出すコクとうまみのあるミネストローネ

■ポイントその1 ベーコンに頼らない「鶏皮」の魔法

 ミネストローネはベーコンを炒めてうまみを足すことが多いですが、このレシピは鶏皮を最大限に活用します。鶏皮を細かく刻み、弱めの中火でじっくりと、カリカリになるまで炒めるのが最大のコツ。こうすることで鶏皮特有の濃厚なコクとうまみが溶け出し、市販のコンソメスープの素だけでは出せない深みのあるスープが完成します。鶏皮そのものも香ばしく、具材として楽しめます。

【写真で見る】鶏むね肉の皮の取り除き方

■ポイントその2 自家製鶏油のうまみを野菜に移す

 刻んだ鶏皮から滲み出た自家製の「鶏油(チーユ)」は、最高のごちそうです。1.5cm角に切り揃えた玉ねぎとれんこんを、この油で全体がツヤツヤと輝くまで丁寧に炒め合わせてください。鶏皮のコクとうまみが野菜の奥まで染み込むと同時に、加熱によって野菜本来の甘みが力強く引き出されます。

 

■ポイントその3 フレッシュトマトは「炒めて」味を凝縮

 トマト水煮缶ではなく、あえてフレッシュなトマトを使います。ポイントは、水分が出てくるまでトマトをつぶしながら「しっかり炒める」こと。生のトマトは熱を加えることで酸味がまろやかになり、水分をとばしながら炒めることでトマト本来の甘みとコクがギュッと凝縮されます。これにより、フレッシュな香りを残しつつ、スープ全体に奥深い味わいを与えてくれます。

 

■ポイント4 鶏むねの身は「2分煮てから余熱」でしっとり!

 鶏むね肉の身を最初から煮込んでしまうと、パサついておいしさが半減してしまいます。沸騰してから身を加えて2分ほど煮たら、その後はすぐに火を止め、ふたをして「余熱」でゆっくりと火を通します。これにより、やわらかさとしっとりした食感を実現できます。

 

 このように調理することで、今までとは違うおいしさを味わうことができます。最後に、ミネストローネのレシピをご紹介します。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

チキンミネストローネの作り方

<材料 たっぷり2~3人分>

鶏むね肉…1/2枚(150g)

玉ねぎ…1/2

れんこん…小1節(120g)

トマト…大2個

にんにく(すりおろし)…1かけ

 

A  砂糖…小さじ1/2

     塩…小さじ1/4

     酒…大さじ1/2

    オリーブオイル…小さじ1

 

B 水…2カップ(400ml)

   顆粒コンソメスープの素…小さじ2

   塩、こしょう…各適量

 

<作り方>

① 玉ねぎ、れんこんは1.5cm角に切り、れんこんは水にさらして水けをきる。トマトは2cm角に切る。鶏肉は身と鶏皮に分ける。身は1.5cm厚さのそぎ切りにしてから1.5cm角に切り、Aを順にもみ込む。鶏皮は1cm幅に切る。

 

② 鍋にオリーブオイル、鶏皮を入れて弱めの中火で熱し、鶏皮がカリっとするまで3~4分炒める。

カリっと炒めた鶏皮の脂で野菜をしっかり炒めるのがコツ。コクが野菜にしみ込む

③ ②に玉ねぎ、れんこんを加え、塩少々(分量外)をして中火で3分ほど炒める。全体がツヤツヤしてきたらトマト、にんにくを加え、トマトの水分が出てくるまでつぶすようにして2~3分炒める。

 

④ Bを加えて沸騰したら、ふたをして弱めの中火で5~6分煮る。鶏肉の身を加え、2分ほど煮て火を止める。ふたをして1~2分余熱で火を通し、塩、こしょうで味をととのえる。

出典『鶏むねおかず横丁 鶏むね2kgを使いきり!』

写真撮影 松久幸太郎

鶏むねおかず横丁 鶏むね2㎏を使いきり!
倉橋利江 著(プロフィールは下記参照)
●飽きずに、おいしく、使いきり!
⇒迷ったら鶏むね肉のお得パックを買えばいい

⇒2㎏買っても余りません!飽きずに、おいしく、使いきり
人気のサラダチキンも4枚まとめて調理するのが絶対ラク!冷凍してもおいしく食べられます。

⇒鶏むね1枚からのレシピも充実しているので、ひとり分を作りたい人にも便利。

●鶏むね肉はまとめ買いに限る!
安くてヘルシー、ボリューム満点で栄養価が高い鶏むね肉は、今すべての世代にイチオシの食材です。

この本があれば、スーパーの大量パックの鶏むね肉も安心して買えるようになります。
“飽きずに”、“おいしく”、“お得に”食べきりましょう。
買ったその日にすぐに作れるスピードおかずから、
たっぷり作っても絶対に余らないおいしい作りおきおかず、
体にうれしいヘルシーおかずなど
約60レシピを掲載。

⇒おいしいものがたくさんの横丁を散策しているような、楽しい気持ちになれるレシピ本です。

●著者は、レシピ本大賞2回入賞の倉橋利江!
大人気の『作りおき&帰って10分おかず』シリーズは40 万部超、
ホントにおいしいと大評判の『野菜はスープとみそ汁でとればいい』は16万部超

⇒今、見逃せない!“おいしい”料理研究家の最新レシピ集です。
購入はこちら
倉橋利江(クラハシトシエ)
倉橋利江(くらはしとしえ)レシピ作家・編集者。料理上手な母の影響で、小学生の頃から台所に立って料理を覚える。料理編集者として出版社に勤務し、編集長として料理ムックの発行を多数手がけ、さらに大手出版社で料理雑誌の編集に携わったのちフリー編集者に。独立後、これまでに80冊以上の料理書籍を担当し、数々のヒット商品を送り出す。20年以上の編集経験から、料理家と読者をつなぐ存在でありたいと思い、仕事で学んだプロのコツと独自のアイデイアを組み合わせた「手に入りやすい食材で、作りやすく、恋しくなるレシピ」を考案している。著書に料理レシピ本大賞【料理部門】第6回入賞の『作りおき&帰って10分おかず336』、第8回入賞の『野菜はスープとみそ汁でとればいい』ほか、『ずっと使える!ぜんぶおいしい!万能な副菜』『今すぐ作れる!ずっと使える!万能おかず』『やせる!作りおき&帰って10分おかず330』『作りおき&朝7分お弁当312』『野菜の作りおき&帰って10分おかず332』『冷凍でおいしくなる!かんたん作りおきPremium』(いずれも新星出版社)、『あるもので! 10分! で500品決定版!』(Gakken)などがある。
新着記事