
「料理に時間をかけたくない」「食材の栄養を逃したくない」「お年寄りや子どもでも安全に調理できる道具で作りたい」など、さまざまなお悩みや困りごとを解決できる電子レンジ調理。電子レンジを使うと、1人分・2人分といった少量の料理がおいしく作れるだけでなく、食品中の水分を水蒸気に変えて100℃で加熱調理するため、鍋で煮るより水分量が少なくてすむので、食品の栄養分が流れ出にくく、うま味も逃しません。
このように、料理するうえでとても便利な電子レンジですが、長年、電子レンジ料理を研究してきた料理研究家の村上祥子さんによると、ラップのかけ方ひとつで調理の効率が変わるそうです。
効率よく美味しい仕上がりになるコツとはなにか? 村上祥子さん著『村上祥子の簡単レンチンレシピ160』(新星出版社刊)から、知っておきたいラップのかけ方テクニックと、味をしっかり染み込ませたいときに使う便利な道具を、筑前煮の作り方とあわせて紹介します。
「ふんわりラップ」は、「ラップを大ざっぱにかける」という意味です。ラップは、加熱すると縮みます。よって、容器のふちにラップをぴっちりかけると、ラップは伸び代がないため、パンと破裂してしまうのです。それを防ぐためにも、ぴっちりかける必要はありません。この方法は、水分量の少ない食材・料理の加熱に向いており、ほとんどのレンチン料理に最適です。

レンチン加熱すると、とろみやあぶくが出る料理のときは、耐熱容器にラップをする際、両端を少しずつあけてラップをする「端あけラップ」にすると、蒸気を逃すことができ、吹きこぼれを防ぐことができます。カレーやシチューなど水分量の多い食材・料理を加熱するときに適しています。

ラップをせずに電子レンジにかけることもレンチン調理のテクニックのひとつです。ラップをしないでレンジ加熱すると、耐熱容器に入った食材の水分が蒸発します。魚料理であれば、魚のくさみを蒸散することができるのもメリットです。水分を飛ばしたい料理や食材を煎りたいとき、レンチン後に煮汁を煮つめたい、といった場合には、ラップなしで加熱しましょう。

味をしっかりつけたい料理に有効なテクニックが、「クッキングシート+小皿」です。少ない煮汁の料理で、材料に直にクッキングシートをかぶせ、小皿を置くと、落としぶたの代わりになります。この落としぶた効果により、調味料がまんべんなく食材に回ります。煮汁が少ない煮物や、味をしっかりつけたい料理を作るのに向いています。
【材料(2人分)】
和風野菜ミックス(冷凍)…200g
鶏もも肉…200g
A しょうゆ、砂糖、酒…各大さじ2
【作り方】
① 耐熱ボウルにキッチンペーパー2枚を敷き、和風野菜ミックスを入れ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジで4分加熱する。ペーパーごと野菜を取り出し、ボウルの水けを拭き取り、野菜を戻す。
②鶏肉は6等分してAの調味料を絡ませる。
③ ①のボウルに②を加え、クッキングシートと小皿をのせ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジで8分加熱する。

出典『村上祥子の簡単レンチンレシピ160』

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レンチンなら
1:調理が簡単
準備は材料の下ごしらえだけ。あとは電子レンジにおまかせ。
2:短時間でできる
短時間で火を通すから調理時間が短縮。
3:食材の栄養を逃さない
少ない水分または水をまったく加えずに調理するから、栄養分を逃さない。
4:火を使わないので安全
火の消し忘れ、火が燃え移らないから安全に調理可能。夏場の火を使いたくない時期にもオススメ。
5:片付けが楽
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