複数の資産にバランスよく投資
いろいろな投資先に、バランスよく投資する投資信託を「バランス型投資信託」といいます。
例えば、国内株式、国内債券、海外株式、海外債券に、バランスよく投資するものを「4資産バランス型」といいます。
さらに、海外株式と海外債券を、それぞれ先進国、新興国(※)に分け、国内REIT(リート)と先進国REITを加えると「8資産バランス型」になります。
(※)新興国:先進国よりも遅れて経済発展をし、将来高い成長が見込める、中南米、中東、東南アジアなどの国々。
各資産の組入れ比率がポイントに
バランス型投資信託の目的は、分散投資の効果をより高めて、リスクを抑えた投資にすることです。
一般的に、分散させている資産の数が多いほど、リスクが抑えられます。もし、1社だけに投資して、その企業が不祥事を起こしたとしたら、その株価は大きく下がり、資産価値も大きく損なわれます。
分散投資をしていれば、そのようなときでも、価値が下がるのは、問題を起こした企業の株価だけですむからです。
また、債券はリスクが低いという特徴があります。そのため、株式を組み入れる割合(組入れ比率)が低いほど、リスクが抑えられます。
出典 『改訂版 マンガでわかるNISA&iDeCo入門』(漫画協力 愛河ハジメ 株式会社サイドランチ)
本記事は上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
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鈴木一之 監修
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鈴木一之(スズキカズユキ)
株式アナリスト。千葉大学卒業後、大和證券に入社。株式トレーディング室に配属され、株式トレードの職務に従事。2000年に独立後、独立系株式アナリストとして、相場を景気循環論でとらえる「シクリカル銘柄投資法」を展開。景気、経済、株式、投資信託の動向などのわかりやすい解説に定評がある。テレビ、ラジオで市況解説を担当するほか、各種メディアや講演会でも活躍中。
『賢者に学ぶ 有望株の選び方』(日本経済新聞出版社)、『景気サイクル投資法』(パンローリング)などの著書のほか、『経済用語イラスト図鑑』『マンガでわかる投資信託入門』(いずれも新星出版社)などを監修。
『賢者に学ぶ 有望株の選び方』(日本経済新聞出版社)、『景気サイクル投資法』(パンローリング)などの著書のほか、『経済用語イラスト図鑑』『マンガでわかる投資信託入門』(いずれも新星出版社)などを監修。