

料理研究家&フードコーディネーター。雑誌・テレビなどでも活躍中。おいしくカンタンに作れる、バリエーション豊かな家庭料理に定評がある。
毎日のお料理、家族の栄養バランスを考えて少しでも栄養のあるものを作ってあげたいけれど、時間がない…。できる限り時短をして効率よく食事を作りたい…。そう思いながら日々こなしている方は多いと思います。
そんな方にこそぜひ知っておいていただきたいのが、今回ご紹介する「パッと使える冷凍保存術」。食材のロスを減らすことはもちろん、大幅な時短も可能です。
解説は、料理研究家&フードコーディネーターとして活躍中の吉田瑞子先生です。ぜひマスターして、おいしいお料理を作ってくださいね。
【保存方法】① すりおろして水分を絞り、冷凍保存袋に入れる
厚切りで冷凍すると、水分が抜けて食感が損なわれてしまうため、薄切りやせん切りにして冷凍するとよい。おろした状態で薄く伸ばして凍らせておけば、必要な分だけ折って取り出すことができるので便利。
【冷凍保存期間】3週間 【解凍方法】自然解凍する
【保存方法】② さっとゆでてから冷凍保存袋に入れる
1.葉と実を分ける。それぞれさっとゆで、冷ましてからペーパータオルで水気をふき取る。
2.葉と実をそれぞれラップで包み、冷凍保存袋に入れる。
【冷凍保存期間】1か月 【解凍加熱方法】凍ったまま調理する
料理の度にだしをとるのは手間。たくさん作り製氷皿を使ってアイスキューブにしておけば、必要な分だけいつでも使えて、料理のおいしさもUP!
【保存方法】製氷皿で凍らせる
凍っただしは、製氷皿から取り出し冷凍保存袋に入れておけば、場所をとらない。
【冷凍保存期間】3週間 【解凍方法】凍ったまま使う
1回に使う分量に切って冷凍しておけば、すぐ取り出せて便利。解凍もスピーディーにできます。
【保存方法】1個ずつ包む
使いやすい大きさに切って1つずつラップで包み、冷凍保存袋に入れる。
【冷凍保存期間】1か月 【解凍方法】凍ったまま使う
冷凍すると色はくすむが、香りは保てる。そのまま冷凍する場合は、ペーパータオルで水気をふき取ってから小分けにして冷凍保存袋に。
【保存方法】製氷皿で凍らせる
製氷皿に水と一緒に入れる。氷のまま紅茶などの飲み物に入れれば、ほんのりミント風味に。
【冷凍保存期間】3週間 【解凍方法】氷の状態で使う
知っておくと便利な冷凍保存術。いかがでしたでしょうか。ほんの少しの手間が省けるだけだと感じるかもしれませんが、お仕事終わりなど、時間に追われながら料理をする際には心強い味方になること間違いナシです!
「解凍するだけ」なら、お魚や卵焼きのお皿に大根おろしを添えたり、ミントを入れたりできますね。冷凍食材を上手に使って毎日の料理も簡単に!
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※本書は、下記出典を再編集したものです。(新星出版社/室谷)
※写真撮影/矢野宗則
