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2020.09.10

猫と暮らす。 人と猫が快適に過ごせるインテリアとは?

 ペット飼育可能なマンションに限らず、最近では住宅メーカーでもペットと暮らすための家を売り出しています。少子高齢化、核家族化が進む中、猫と暮らす人はますます増加中。もはやすっかり私たちの家族の一員となった猫たち。自由気ままでわが道を行く猫たちには、家の中でものびのびと動き回り、リラックスして過ごせるようにしてあげたいですよね。人と猫が共生するのに心地よいインテリアについて考えてみましょう!

猫が居心地のいい場所を作る

 家の中にそれぞれ目的の違う部屋があるように、猫にも居場所が必要です。まず、猫と人が触れ合う場所を決めましょう。

 リビングなど、人が居心地いい場所は猫にも快適です。ただそれとは別に猫には静かに休む寝場所も必要。猫の場合、専用の部屋をつくることがおすすめです。猫は家族の一員ですが、家族が留守をする時間や動物の苦手な来客がある際などには、専用の部屋があると便利です。温度調節のためのエアコンや、臭いがこもらないようにする換気扇のある部屋を選ぶとよいでしょう。

猫用ペットルームで注意すべきこと

●高いところに上るのが好きな猫のために、収納棚の上にはスペースを空けておく

●キャットタワー、上り木などを側に置き、飛び移って遊べるような配置を考える

●爪とぎの場所を確保する

●エアコン、換気扇を設け、えさ入れ、トイレ回りを清潔にする

 また、たとえば3畳の納戸をペットルームに改装することも可能です。

 

 上の図は、玄関に続くオープンスペースを、ペットスペースとして用いた例です。通常、このスペースを囲い、納戸にするケースが多いですが、ペットルームとして使うこともできます。かわいい猫のために、心地よい快適なペットルームを用意しましょう!

傷つきにくい床材を選ぶ

 子猫は、オモチャで遊ぶのが大好きです。爪で床や壁を傷つけることがあるので、傷つきにくい床材を選びましょう。猫と暮らす家専用の防臭加工を施した床材やカーテンを売るメーカーも増えているので、部屋のインテリアに合わせて探してみましょう。

 

 また爪とぎは猫の大切な習性なので、決めた場所で爪をとぐようにしつけましょう。市販の爪とぎは、カーペットタイプ、段ボールタイプ、木製タイプ、縄タイプなどがあります。形も横に寝かせて使うもの、立てて使うものがあり、猫の好みをよく知った上でインテリアにも合うものを選びましょう。爪とぎ場所は猫がわかりやすいところに設置し、ほかの場所でしそうになったら、すぐに決まった場所に連れて行きます。爪とぎをされたくない家具やカーペット、柱、壁などは、防御しておくべきでしょう。壁には張り替え可能な腰板を張るのがおすすめです。

猫のベッド・トイレを用意する

 一日の大半を寝て過ごす猫の居場所は、静かで風通しのよいところに設けます。防臭加工やノミ・ダニを寄せ付けないオシャレでかわいい猫用ベッドも数多く出ているので、インテリアに合わせて選びましょう。

 

 トイレも同様に、人にじゃまされない静かな場所に設け、子猫のときからきちんとしつけることが大事です。

 猫は群れを成さず、単独行動をする生き物。気ままでワガママなように見えますが、かしこく、幼い頃からしつければ、暮らしの中で困ることはありません。

 

 部屋のインテリアに合う猫用品を探すのも楽しみの一つ。 “猫がいると家具やインテリアにこだわるのは難しいー” そう考える方も、猫の生態に合った快適なスペースを確保しつつインテリアを工夫して、人にとっても猫にとっても心地よい空間づくりをしてみませんか?

※写真/shutterstock

※本記事は、下記出典をもとに、一部加筆し、再編集したものです。(新星出版社/三井)

※イラスト/大橋伸子

ライフスタイルを生かす 素敵なインテリアの基本
大倉 祥子 監修(プロフィールは下記参照)
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大倉祥子(オオクラショウコ)
一級建築士、インテリアプランナー。1952年大分県生まれ。1975年、工学院大学工学部建築学科卒業。伊藤鄭爾教授に師事。1982年、神奈川県大磯町でパートナー、山口明宏と共にアスデザインアソシエイツを設立。住宅の設計やインテリアデザインをはじめ、キッチンデザイン、商品企画、まちづくりコンサルタント、環境学習等、生活にかかわるデザイン全般を心がける。最近は新しいものをつくり出すデザインだけでなく、古い建物の再利用や、歴史的建造物の保存活用にも活動の範囲を広げ、「まちのインテリア」としてインテリア感覚のわかりやすいまちづくりを提唱している。
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