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2023.12.28

お正月は、高級料亭の味をご家庭で! 
京都の老舗、近又の味【鶏肉の酒蒸し】 
おもてなし料理にも♪

 もうすぐお正月。どんなお料理を作ろうかと考え中の方に、おすすめのレシピをご紹介!

 今回ご紹介するのは、200年の歴史を受け継ぐ京都の老舗料亭「近又(きんまた)」の、鶏肉の酒蒸しです。

 

 手を動かす時間は5分程度でできる簡単な一品。シンプルな調理法なので、鶏肉は地鶏など、うまみが濃い鶏肉がおすすめです。盛り付けしだいで、おもてなし料理としても喜ばれます。高級料亭の味を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

◇材料(2人分)

 

地鶏もも肉…1枚(200g)

塩…少々

しいたけ(大)…2枚(60g)

昆布(5㎝長さのもの)…1枚

酒…150~200ml

レモンの半月切り…1枚

絹さや(飾り用)…適量

ポン酢…適量

 

◇作り方
①食材を切る

鶏肉はひと口大に切り、塩をかるくふって10分ほどおいておく。

しいたけは石づきを切り落として半分に切る。

②蒸す

バットにオーブンシートを敷き、昆布、①の鶏肉としいたけを並べ、酒をひたひたに注いだら、15分おく。蒸気の上がった蒸し器に入れ、強火で約10分蒸す。

仕上げ

絹さやをさっとゆでて、斜め細切りにする。器に②を盛り、蒸し汁をかけてレモンと絹さやを添える。ポン酢をかけて食べる。

 

🔹冷蔵庫で約3日間保存できます。

鶏もも肉のほか、鯛や鮭で作っても美味しいです

出典『京都老舗料亭「近又」和食の手解き』

料理写真 石川奈都子

本記事は、上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

 

アイキャッチ画像背景素材 Shutterstock.com

京都老舗料亭「近又」和食の手解き
鵜飼治二 著(プロフィールは下記参照)
京都で200年以上続く老舗料亭「近又(きんまた)」が教える、本物の味。
いつまでも守り続けたい日本の味を、美しい写真とともにご紹介します。
お店で提供される逸品から、毎日食べたいおばんざい、伝統的なおせちまで、近又の真髄を余すことなく丁寧に解説します。
改めて押さえておきたい素材の切り方、魚のさばき方、揚げ物の基本なども掲載。
「近又」七代目又八・鵜飼治二著書。

本書は2015年に刊行した『和のおかずの教科書』に新しいレシピを加え、内容の一部を再編集、判型・タイトルを変えたものです。
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鵜飼治二(ウカイハルジ)
「近又」主人・七代目又八。「近又」は享和元年(1801年)、近江の薬商人のための旅館として創業。七代目又八・鵜飼治二により、懐石料理の料亭と1日2組のみ宿泊できる料理旅館に変わる。創業当初から大切に受け継がれてきた味と真心を軸にした、繊細かつ伝統的な味と温かいもてなしに、日本だけでなく海外からのファンも多い。錦市場にほど近い、風情ある町屋造りの建物は、2001年3月、文化庁より「登録有形文化財」に登録されている。「だし」を大切にした和食の味を絶やしたくないと、食育にも力を注ぐ。また小中学校・大学での講師、全国各地への講演活動も務める。著書に『京懐石・近又』(光村推古書院)がある。
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