1900.02.27

「債券型投資信託」とは?

 投資信託は、いろいろなものを組み合わせて投資します。その代表的な投資先の1つが債券です。

 

 債券とは、いわば「借金の証文(しょうもん)です。例えば「2028年に1万円返します」という証文が、債券ということになります。

 

 この借りる側が国の場合が「国債」です。国が、「2028年に1万円返します」という債券(=国債)を発行し、それを購入することが、国債を買うという行為です。

 

 地方自治体が発行する債券を「地方債」、企業が発行する債券を「社債」といいます。

 

 「1万円返す」という債券を購入する場合の金額は、当然1万円よりも安い価格になりますが、どのくらい安いかは、期間や債券を発行する側の信用、経済情勢などによって変わります。日本の国債は安全性が高く、1万円に近い価格で売買されています。

債券型投資信託ならリスクは低め

 国債や社債などの債券を中心に投資するのが「債券型投資信託」です。安全性が高く、リスクの低い金融商品の代表とされ、安定志向の人におすすめです。ただ、リスクが低い分、リターンも低くなります。

 

 なお、NISAでは、(※)公社債投資信託での運用はできません
(※)公社債投資信託:株式を一切組み入れず、安全性の高い国債や社債などの債権を運用する投資信託。

出典 『改訂版 マンガでわかるNISA&iDeCo入門』(漫画協力 愛河ハジメ 株式会社サイドランチ)

 

本記事は上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

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鈴木一之(スズキカズユキ)
株式アナリスト。千葉大学卒業後、大和證券に入社。株式トレーディング室に配属され、株式トレードの職務に従事。2000年に独立後、独立系株式アナリストとして、相場を景気循環論でとらえる「シクリカル銘柄投資法」を展開。景気、経済、株式、投資信託の動向などのわかりやすい解説に定評がある。テレビ、ラジオで市況解説を担当するほか、各種メディアや講演会でも活躍中。
『賢者に学ぶ 有望株の選び方』(日本経済新聞出版社)、『景気サイクル投資法』(パンローリング)などの著書のほか、『経済用語イラスト図鑑』『マンガでわかる投資信託入門』(いずれも新星出版社)などを監修。
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