2022.01.10

あとから怒りがわいてくる!そんなときに役立つ心のトレーニング方法 その2 【グラウンディング】

その2 グラウンディング

📒「いま、ここ」に意識を集中させる

 

 ◆怒りがわいたとき、「いま、ここ」に心を向ける

 

 「あのとき、あんなことを言われて腹が立った!」「いつか会ったら、こう言ってやる!」

 このような怒りがわいてきたときは、思考が「過去」や「未来」に飛んでいて、意識が「いま、ここ」に向けられていない状態になってしまっています。

 とくに、無意識にできるようなこと(ルーティンワーク、ひとりの食事、慣れた通勤路を歩くなど)をしているときには、意識がどこかに飛んでしまいやすいので気をつけましょう。あとから思い出して怒りがわいてしまう人には、「グラウンディング」トレーニングがおすすめです。このトレーニングを続けることで、ネガティブな思考に振り回されることが少なくなるでしょう。

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あとから怒りがわいてくる人のための処方箋
戸田 久実 著(プロフィールは下記参照)
「あの場では笑ってすませたけど、今になってだんだん腹が立ってきた」
そんな、思い出し笑にならぬ“思い出し怒り”に心を煩わされた経験のある人は多いのではないでしょうか。「次に会ったときにわざわざあらためて相手に抗議するのもおとなげない気がするし、そもそも自分が根に持ちすぎなんじゃないだろうか…」などと、思い出し怒りはなかなか気持ちの持って行き場がなく、頭の中でぐるぐると考えてしまう分、長期間にわたって引きずりがちなもの。
そんなやっかいなあとからわく怒りの感情をうまくコントロールし、心をスーッと楽にするための具体的な方法を1冊にまとめて紹介します。
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戸田久実(トダクミ)
アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事。
立教大学卒業後、大手企業勤務を経て研修講師に。銀行・生保・製薬・通信・総合商社などの大手民間企業や官公庁で「伝わるコミュニケーション」をテーマに研修や講演を実施。対象は新入社員から管理職、役員まで幅広い。
研修講師歴29年。「アンガーマネジメント」や「アサーティブコミュニケーション」「アドラー心理学」をベースとした「言葉がけ」に特化するコミュニケーション指導に定評があり、これまでのべ指導数は22万人に及ぶ。
主な著書に『アンガーマネジメント』『怒りの扱い方大全』(以上 日本経済新聞出版)『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』(かんき出版)『働く女の品格』(毎日新聞出版)など多数。
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