ライフ & ホビーライフ & ホビー

2023.07.24

コンテナでかんたん栽培♪ 芽キャベツを育ててみよう!

 これから家庭菜園を始めたい方や、始めたばかりの方に向け、小スペースでもできる野菜のコンテナ栽培方法をご紹介します! 今回は芽キャベツの作り方です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コンテナでできる、芽キャベツの栽培方法

【栽培カレンダー】

①タネまき…7月

②間引き…7月中旬~8月中旬

③植えつけ…8月中旬~9月上旬

④追肥…9月~12月中旬

 

【鉢・肥料】

12ℓ以上入る鉢を使う。植えつけ後1カ月に1~2回追肥する。

 

【難易度】ふつう

 

【ポイント】

🔹よい球をつけるために、しっかり肥料を施す。

🔹植えつけ後は、害虫、暑さ対策のために、防虫ネットを利用するとよい。

🔹わき芽を太らせるため、株の成長に合わせて下葉をかく。

🔹料理に使う際には、一度ゆでてから、汁物、揚げ物、炒め物に使うとよい。ゆでた後、冷凍保存もできる。

【1】タネまき(7月)

①ポットに入れた用土に指先で3カ所窪みをつけ、それぞれの窪みに1粒ずつタネをまく。

②土をかぶせて軽く押さえ、たっぷりと水やりをする。

【2】間引き(7月中旬~8月中旬)

①本葉が2~3枚になったら間引く。

②生育の悪い株などをハサミで間引き、1ポット1株にする。

 

【3】植えつけ(8月中旬~9月上旬)

①本葉が5枚以上になったら植えつける。根鉢を崩さないように苗を取り出し、根鉢と同じ大きさの穴を掘って植えつける。

 

②根鉢の表面に土を軽くかぶせ、根と土が密着するように株元を軽く押さえて水やりをする。

 

【4】追肥(9月~12月中旬)

①植えつけ後1カ月に1~2回追肥する。土12ℓあたりひとつまみ約10gの化成肥料を土の表面にまく。

 

②土と肥料を軽く混ぜたら、水やりをする。

 

【5】下葉かき・支柱立て(9月下旬~11月中旬)

①株の下のほうにある葉を数枚かき取り、わき芽の結球を促す。

 

②葉をつけ根から摘み取る。とくに色が悪くなった葉や、老化した葉をかき取るようにする。成長するたびに葉はかき取る。

 

 

②株が成長して高くなったら支柱を8の字結びでしっかり結ぶ。

 

【6】収穫(10月下旬~3月上旬(翌年))

結球の大きさが直径2~3㎝になったものから収穫する。下にあるものから順番に手でもぎ取る。下葉も順次かき取る。

 

 

【コラム】かき取った葉も食べよう

かき取った葉も食べよう

かき取った葉も、料理に利用できる。葉に厚みがあるので一度ゆでてから使うと、さまざまな料理に重宝する。和え物やスープ、炒め物など幅広く利用できる。

出典『はじめてのコンテナ野菜づくり図鑑90種』

写真 田中つとむ

 

本記事は、上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

イメージ画像 Shutterstock

はじめてのコンテナ野菜づくり図鑑90種
北条雅章 著(プロフィールは下記参照)
マンションなどでも野菜づくりをはじめたい初心者向けに最適な一冊。栽培手順をすべて掲載した90種類の野菜をコンテナで栽培するための本です。タネまき・管理作業・収穫まで写真を中心に詳しく解説。また、土のリサイクル方法、肥料や管理のコツを詳しく紹介。コンテナ栽培に特化した情報を網羅しています。
購入はこちら
北条雅章(ホウジョウマサアキ)
1976年 千葉大学園芸学部卒。千葉大学環境健康フィールド科学センター元准教授。蔬菜(そさい)園芸が専門。現在、益子にて農業自営のかたわら園芸指導もしている。監修書に『野菜の上手な育て方大事典』(成美堂出版)、『NHK趣味の園芸ビギナーズ 育ておいしいヘルシー植物』(NHK出版)、『タネのとり方もわかる! おいしい野菜づくり』(池田書店)などがある。
新着記事