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2022.06.28
今さら聞けない!マーケティング用語

【知っておきたい、いまどきの広告】
バナー広告、ネイティブ広告……、あなたは説明できますか?

 日々、サイトに掲載される数え切れないほどの広告。近年のSNSの普及により、その形態も広がりを見せています。広告を見ているうちに、つい衝動買いをすることもあるでしょう。今回は、『改訂版 マーケティング用語図鑑』から、「バナー広告」「ネイティブ広告」など、おもなメディア広告の種類と内容を紹介します。では、その特徴と仕組みをさっそく見ていきましょう。

①バナー広告

 サイトにユーザーの導入をはかる、重要な方法の1つが広告です。まずは表示形式の違いで見て、画像を表示するのが「バナー広告」。「純広告」ともいいます。

②動画広告

 通常のバナー広告などのように静止画像ではなく、動画を使用するのが「動画広告」です。「インターネットCM」ともいいます。動画広告など、データ量の多い技術を使うものを「リッチ・メディア広告」と総称します。文字どおり、リッチ――豊かな表現が可能です。

③リスティング広告

 配信方式の違いによって、広告の種類もいろいろあります。まず、検索エンジンのGoogleやYahoo!が配信しているのが「リスティング広告」。一般的には検索連動型広告をさすことが多いですが、コンテンツ連動型広告も含まれます。それぞれ、検索結果やコンテンツの内容に連動して表示されるのが特徴です。

 

 また、リスティング広告のほとんどは、「PPC(Pay Per Click)広告」は、クリックするごとに広告料金が発生する「クリック課金型広告」。ウェブ広告の課金方法としては現在の主流です。ときにはリスティング広告=PPC広告の意味で使われます。

ときにはリスティング広告=PPC広告の意味で使われる
④Google広告

 日本最大のリスティング広告提供サービスが「Google広告(旧称Google AdWords」。検索連動型ではGoogle検索のほか、「Google検索ネットワーク」を使って、さまざまな検索エンジンやポータルサイトに広告が配信されます。GoogleマップやGoogleショッピング、YouTubeなども配信先です。

⑤Yahoo!広告

 日本最大のリスティング広告提供サービスがGoogle広告である一方、日本第2のリスティング広告提供サービスが「Yahoo!広告」(旧称Yahoo!プロモーション広告)」。

 検索連動型の「Yahoo!アドパートナー」では、Yahoo!JAPANをはじめ、大手の検索エンジンやポータルサイトに広告が配信されます。アメブロなど、ブログも対象です。

⑥アフェリエイト広告

 課金方式――広告料金が発生する形態別の種類を見ていくと、まずは「アフェリエイト広告」。「成果報酬課金型広告」と呼ばれています。アフェリエイトでは、購入、申込み、資料請求、問い合わせなど、広告主が決めた成果が得られたときに料金が支払われます。

⑦YouTube広告

 SNSの普及により、FacebookやTwitter、LINE広告とともに、近年、急速に広がっているのが動画広告です。なかでも、「YouTube広告」では、Google広告とリンクさせて、YouTubeに動画広告をアップロードすることができます。

 これ以外にも、様々な方法の広告があります。認知目的から購買目的まで幅広く活用でき、Webマーケティングにおいて非常に重要な手法の一つとされています。売り手にとって必要不可欠であり、買い手にとっても重要な情報源である広告。その特徴としくみをぜひ覚えておいてくださいね。

出典『改訂版 マーケティング用語図鑑』

 

本記事は、上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

アイキャッチ画像garagestock/Shutterstock.com 

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野上眞一 著
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マーケッター、フリーライター。会社勤務を経て、主に「マーケティング」「経営数字」などを中心とした書籍等の執筆、およびそれらのアドバイス、コンサルタントなどを行なっている。ビジネスマンや学生、マーケターが中心となった、マーケティング・リサーチ研究会代表。難解なマーケティング戦略や用語を、ビジネスマンや学生にも理解できるようにかみ砕いた説明には定評がある。
著書に『18歳からの「マーケティング」の基礎知識』(ぱる出版)『図解でわかるマーケティング いちばん最初に読む本』(アニモ出版)など。
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