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2023.02.22

【葉ネギの育て方】

 葉ネギは、わずかなスペースで作ることができ、収穫は2~3回可能です。難易度も低いので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

栽培のPOINT

【難易度】しい

【ポイント】

🔶長ネギに比べて、土寄せの必要がないため、比較的簡単に栽培できる。

🔶植えつけ後は、水やりの必要がほとんどない。

🔶夏場は、こまめに中耕、雑草取りを行うようにする。

🔶株元を残して収穫すれば、再び芽が伸びて2~3回収穫できる。

 

【品種や仲間】

🔹小ねぎ(栽培)…鮮緑色で香りが強いのが特徴。生育旺盛でとくに夏に力を発揮する。

🔹九条葉ねぎ葉、葉鞘ともに細く、やわらかく香りがよい。比較的暑さに強いので夏の栽培もできる。

 

【栽培カレンダー】

※関東以西の温暖地を基準とし、作業別に12カ月で示したものです。環境や気候によって変わるので、参考としてご覧ください。

(図はタップすると拡大します)

🌱春まき

・タネまき…3月中旬~8月上旬

・追肥… 4月中旬9月上旬

・収穫…6月中旬~10月中旬

1タネまき(3月中旬~8月上旬)

タネまき2週間前:堆肥1~2㎏/㎡、苦土石灰100g/㎡をまいてよく耕す。

タネまき1週間前:化成肥料100/㎡をまいて耕し、80㎝幅の畝をつくる。

①畝に15㎝間隔で溝をつけ、およそ1㎝間隔で、重ならないようにタネをまいていく。

 

 

②タネに土をかぶせ、タネと土が密着するように軽く押さえる。その後、たっぷりと水やりをする。

2 追肥(4月中旬~9月上旬)

 

タネまき後、1カ月に1回程度追肥を繰り返す。ひと握り30g/㎡の化成肥料を均一にまき、指先で中耕して肥料と土を混ぜ、株元に土を寄せて軽く押さえる。

3 収穫(6月中旬~10月中旬)

 

草丈が20㎝ほどになったら、株元を2㎝ほど残してハサミで切って収穫する。収穫後に追肥をすれば、再び芽が伸び出て成長し、2~3回収穫できる。

出典『『はじめての野菜づくり図鑑110種』

写真 田中つとむ

 

本記事は、上記出典を再編集したものです。

アイキャッチ画像 Shutterstock

はじめての野菜づくり図鑑110種
北条雅章 著(プロフィールは下記参照)
野菜づくり初心者から、いろいろと挑戦したい中級者に向けた一冊。本書では、110種の野菜を取り上げ、葉もの、実もの、根もの別に、栽培のポイントとコツをまとめた。栽培方法は、タネまき・土づくり→管理→収穫の順に細かく解説。また、それ以外に「知っておくと便利な豆知識」「食べ方」「育ててみたい品種」「おもな病虫害と防除について」「土と肥料の基本」なども載っており、内容の濃い一冊。

写真撮影:田中つとむ
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北条雅章(ホウジョウマサアキ)
1976年 千葉大学園芸学部卒。千葉大学環境健康フィールド科学センター元准教授。蔬菜(そさい)園芸が専門。現在、益子にて農業自営のかたわら園芸指導もしている。監修書に『野菜の上手な育て方大事典』(成美堂出版)、『NHK趣味の園芸ビギナーズ 育ておいしいヘルシー植物』(NHK出版)、『タネのとり方もわかる! おいしい野菜づくり』(池田書店)などがある。
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