季節の変わり目を迎え、体調管理が難しい今日この頃。疲れがなかなかとれず、気力が湧かない……、という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、植木もも子先生著『薬膳サラダごはん』に掲載されている、[常備しておきたいサラダ]のなかから、さっぱりポテサラの作り方を紹介します。材料のじゃがいも、セロリ、玉ねぎはすべて「気」を養います。ぜひ作ってみてくださいね。
じゃがいもは「気」を補ってくれます。セロリと玉ねぎが「気」を巡らせます。日々消耗しがちな「気」の充実をはかります。
【材料(作りやすい分量)】
●じゃがいも…4個
●紫玉ねぎ…小1個
●セロリの茎…2/3本
●セロリの葉…2枝分
A 酢…大さじ3
A 塩…小さじ1
A 黒こしょう…少々
B マヨネーズ…大さじ3
B レモン汁…大さじ1
① 玉ねぎは5mm幅の薄切りにして大きめのボウルに入れ、Aを加えてよく混ぜる。セロリの茎は太さを3等分にして薄切りにし、ボウルに加えて混ぜる。セロリの葉はせん切りにしてとっておく。
② じゃがいもは皮ごと10 〜 15分ほど蒸して、タオルにのせて熱いうちに皮をむく。縦に4つ割にしてから7~8mmの厚さに切り、①のボウルに少しずつ加え、その都度よく混ぜる。
③ Bをよく混ぜて②のボウルに加え、全体に味をなじませる。①のセロリの葉を加え、塩、こしょう(各分量外)で味を調える。
*マッシュして小麦粉をつけて焼いたり、耐熱皿に入れて卵を落とし粉チーズをふってココットにしても美味。
実は、昔ながらの薬膳には、サラダという概念はありませんでした。伝統的な和食や中華料理に、生野菜はほとんど登場しません。いわゆる”サラダ”は欧米から入ってきた料理で、肉をたくさん食べる際に、体内にこもる熱を発散させるためと思われます。とはいえ、今は料理もグローバル化がすすんでいます。日本でも、ひんぱんに肉を食べるし、世界各国の料理も楽しめるようになりました。『薬膳サラダごはん』では、季節や体調に応じて食材を組み合わせる薬膳の考え方と今の日本の風土と食生活にふさわしい野菜の食べ方を提案します。詳しくは👉こちら
出典 『薬膳サラダごはん』
料理写真 泉 健太
本記事は上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
画像素材 Andrey_Kuzmin/Shutterstock.com
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薬膳サラダは、身近な野菜を使った常備菜のサラダと春夏秋冬に梅雨を加えた、季節のサラダを合わせて62品。免疫力を上げ、若さを取り戻すおいしいレシピ集です。

身体と心を整える薬膳の考えかたとレシピを広めるべく雑誌や書籍、カルチャーセンターなどで発信中。
薬膳と栄養学の両方をとりいれた季節の料理教室も主宰。
近著に『朝10分で作れる薬膳スープジャー弁当』
『秘密の食材・かんたん調味料①赤しそ 免疫力をサラリと上げるおうちごはん Kindle版』など。
◆植木もも子 オフィシャルブログ
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