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2020.08.27

手間なく便利、料理のハードルが下がる冷凍保存のワザ!
【パスタ・貝類・乾物】

吉田瑞子先生
料理研究家&フードコーディネーター。雑誌・テレビなどでも活躍中。おいしくカンタンに作れる、バリエーション豊かな家庭料理に定評がある。

 毎日のお料理、家族の栄養バランスを考えて少しでも栄養のあるものを作ってあげたいけれど、時間がない…。できる限り時短をして効率よく食事を作りたい…。そう思いながら日々こなしている方は多いと思います。

 

 そんな方にこそぜひ知っておいていただきたいのが、今回ご紹介する「パスタ・貝類・乾物の冷凍保存術」です。

 

 解説は、おなじみの料理研究家&フードコーディネーターとして活躍中の吉田瑞子先生。下ごしらえをしてから冷凍保存をすることで、使う際は手間なく便利、料理のハードルが下がりますよ!ぜひマスターして、おいしいお料理を作ってくださいね。

【パスタ】

【保存方法】

1食分ずつ包む

麺をゆでた後、麺同士がくっつかないよう、全体にオイルをまぶし、冷ます。

 

 使いやすい分量ずつラップで包み、冷凍保存袋に入れる。

 

ゆでてから冷凍保存すれば、ゆで時間いらずで調理のスピードアップ!くっつき防止にオイルをまぶすのがポイントです。湯通しで解凍してもOK!

 

【冷凍保存期間】1か月   【解凍方法】電子レンジで解凍する

 

【あさり・しじみ・はまぐり】

【保存方法①】

酒で蒸してから保存する

フライパンに貝と、酒少々を入れ、フタをして酒蒸しにする。

 

冷凍保存容器に入れ、汁ごと冷凍する。

 

【冷凍保存期間】3週間  【解凍加熱方法】電子レンジで解凍加熱する

 

 

【保存方法②】

急速冷凍する

砂抜きした貝を、金属バットの上に並べ、ラップをかけて冷凍する。凍ったら冷凍保存袋に入れる。

【冷凍保存期間】2週間  【解凍加熱方法】凍ったまま調理する

 

【切り干し大根・ひじき】

【保存方法】

水で戻してから保存する

 

水で戻してから、水気を軽く絞って冷凍保存袋に入れる。

 

切り干し大根やひじきはまとめて水で戻してから冷凍しておけば、手間が省けて料理のスピードUP!

 

【冷凍保存期間】3週間  【解凍加熱方法】電子レンジで解凍、または凍ったまま調理する

 

冷凍保存した食材で作ろう!
パパッと5分で主食
冷凍食材を使って作ってみよう!【あさりとひじきの潮騒パスタ】
あさりのパスタにひじきを加えれば、海の香りが一層豊かに。食物繊維やミネラルなど、栄養バランスもアップします。にんにくや赤唐辛子の量は好みで調整しましょう。

【材料(2人前)】

●(冷凍)ゆでスパゲティ…200g 

●(冷凍)殻付きあさり…230g 

●(冷凍)ゆでブロッコリー…4房分 

●(冷凍)炒め玉ねぎ(薄切り) … 1/4個分(30g)

●(冷凍)ひじき…大さじ4(30g) 

●(冷凍)にんにく(みじん切り)…1かけ分(7g)

 

A しょうゆ…小さじ2

A 塩、こしょう…各少量

 

●赤唐辛子(輪切り)…1本分

●白ワイン…大さじ1

●オリーブオイル…大さじ1

 

【作り方 (調理時間:約5分)】

 

① 冷凍ゆでブロッコリーは電子レンジで半解凍して、1~2㎝に刻む。

 冷凍ゆでスパゲティは電子レンジで加熱する。

③ フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、冷凍炒め玉ねぎ、冷凍殻付きあさりを入れて、白ワインを加え、蓋をして蒸し煮にする。

あさりの殻が開いたら、刻んだブロッコリー、冷凍ひじき、赤唐辛子を加え、炒め合わせる。

④ ③に②を加えてからめ、Aで味をととのえる。

 

 

 海の香りを楽しめるパスタが冷凍保存の食材を使えば、たったの5分でできあがります。冷凍食材を上手に使って毎日の料理も簡単に! ぜひ、試してみてくださいね。

あらゆる食材の冷凍保存について、もっと知りたい方は👉こちら

※本書は、下記出典を再編集したものです。(新星出版社/室谷)

※写真撮影/矢野宗則

冷凍保存の教科書ビギナーズ
吉田瑞子 著(プロフィールは下記参照)
冷凍保存の正しい方法がわかれば、より効率的に料理が楽しめる!どの食材をどのようにして冷凍すれば、鮮度を保って保存することができるか分かりやすく解説。
冷凍食材を使用したおかずレシピ、ひと手間かけて他のメニューに早変わりするアレンジレシピまで、活用術を幅広く紹介しています。社団法人日本図書館協会選定図書。

・写真撮影/矢野宗則
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吉田瑞子
料理研究家&フードコーディネーター。雑誌・テレビなどでも活躍中。おもちゃメーカーの企画の仕事から、料理研究家に転身。おいしくカンタンに作れる、バリエーション豊かな家庭料理に定評がある。
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