2021.02.18

【旬を楽しもう!日本の食材】
奈良時代に渡来。日本の食文化に欠かせない薬味食材といえば?

 今回は日本の食材に関するクイズを『日本の食材図鑑』より出題します! あなたはわかりますか?

Q.次の食材は何でしょう?

奈良時代に渡来。日本の食文化に欠かせない薬味食材で、昔から風邪に対する民間療法にも使われてきた野菜は?

♦ヒント①

おもな産地は、千葉県、埼玉県、茨城県、北海道です。

♦ヒント②

お鍋に欠かせません。

♦ヒント③ 

白と緑の細長い野菜です。

答え 

ねぎ

📔和名…葱 分類…葉菜類、ユリ科 原産地…中国、シベリア

ねぎってどんな野菜?

 原産地の中国では紀元前から栽培されていたねぎ。日本には奈良時代に渡来し、体を温めたり疲労を回復してくれる薬用植物として根づいてきました。関東では、土を高く盛って日に当てないようにして育てる白い部分が多い「根深ねぎ(長ねぎ)」が、関西では日に当てて育てた「葉ねぎ(青ねぎ)」が主流でしたが、最近ではスーパーにも数種類のねぎが置かれ、用途によって使い分けることができるようになりました。

ねぎは風邪薬

 ねぎは風邪薬としても知られ、昔から風邪に対する民間療法で使われてきました。それは、ねぎに含まれる硫化アリルの強力な殺菌作用と鎮静効果のため。特有の強い香りはアリシンという成分によるもの。ビタミンB1の吸収を助けたり、血行をよくし、疲労物質である乳酸を分解する作用があります。非常に揮発性が高いので、喉に当てるだけでも効果が期待できる、というわけです。おもな品種に、根深ねぎ、葉ねぎ、下仁田ねぎ、九条ねぎ、わけぎ、あさつきがあります。白と緑の境目がはっきりしているもの、締まっていて弾力があり重いものを選ぶとよいでしょう。

保存方法

 長ねぎは新聞紙に包み、根がついている場合は根に適宜水分を与えて、涼しいところに立てておきましょう。泥つきねぎは土に埋めて保存しても。

郷土料理

「ねぎま鍋」…ねぎとマグロを使ったしょうゆベースの鍋。東京の郷土料理で「ねぎマグロ」を締めて、ねぎま鍋と呼ばれています。

「ぼっかけ」…野菜を大きな鍋で煮込み、ご飯に汁ごとかける福井の郷土料理。ごぼうやにんじん、厚揚げやねぎなど、具材はさまざまです。

💻食品成分表(根深ねぎ/可食部100gあたり)

♦エネルギー…34㎉ 

♦水分…89.6g ♦炭水化物…8.3g 

♦無機質 カリウム…200㎎ カルシウム…36g リン…27g 鉄…0.3㎎ 亜鉛…0.3g マンガン…0.12㎎ 

♦ビタミン B1…0.05㎎ B2…0.04㎎ B6…0.12㎎ C…14㎎ 葉酸…72㎍ 

♦食物繊総量…2.5g

MORE 『日本の食材図鑑』では、野菜の特徴や選び方、食べ方などを詳しく紹介しています。野菜のことをもっと知りたい方は👉こちら

 

※本記事は、下記出典をもとに、一部加筆し再編集したものです。(新星出版社/向山)

※写真…石倉ヒロユキ、shutterstock

日本の食材図鑑
レジア 編(プロフィールは下記参照)
購入はこちら
レジア
食材栄養関連の書籍を制作するデザインプロダクション。やさい情報書の定番となった「野菜の便利帳」(高橋書店)シリーズをはじめ、実用書から絵本まで数多くを制作。「世界一やさしい!栄養素図鑑」(新星出版社)など、栄養や薬、からだなどマンガで解説する、笑える健康ビジュアルブックシリーズも制作。
新着記事