デザイナー。熊本県天草生まれ。
バンタンデザイン研究所在学中からインディーズブランドkanako inoueとしてデザイン活動をはじめる。1998年中国北京へ渡り、中央民族大学へ留学。日本帰国後、2014年よりオリジナルブランドcanaco_を、 2019年よりKAAMをスタート。またその傍ら、手縫いやものづくりの楽しさを多くの人に伝えたいと、リメイクレッスンや手 縫い教室を開催している。『まいにちスクスク』(NHK)などのメディアでも活躍中。
今回のFun-Life!講座では、『子ども服の教科書』から、これからの時期にぴったりな子ども用のパンツの作り方をご紹介します。おうちにあるてぬぐい1枚ででき、ミシンも使わずにちょこっと手で縫えばいいのでとってもかんたん。てぬぐいだから、端処理も不要です。ぜひ、お好みの柄のてぬぐいでトライしてみてはいかがでしょうか。
縫う部分は最小限だけど仕上がりはとってもおしゃれ! ウエストはひもで結ぶのでサイズ対応も柔軟です。
★着せかたのコツ
①ウエスト部分の余った布を前に集めてふたつにたたんだら、ひもをウエストで結ぶ。
②ひもの位置で、ウエストの布を下に折り返す。
【でき上がりの大きさ】ヒップ88×パンツ丈28㎝
●てぬぐい1枚…90×33㎝
●1.5㎝幅のコットンテープ…130㎝(※てぬぐいの長さ×1.5程度)
●お好みでボタン…1個
① 表を上にして、てぬぐいを広げる。
② てぬぐいをふたつに折る。
① ”わ”になっているところを、下から6㎝分はさみで切る。
② ”わ”と反対側の脇を、端から1㎝内側を縫う。その際、下から6㎝分は縫わずに残す。
① 縫い目が中央にくるように、てぬぐいを折り直し、縫い代を右側に倒す。
① 2-①で切った部分と、2-②で縫い残した部分を重ね合わせ、まち針でとめる。布端から1㎝の位置をV字に縫う。
Point…股の部分は切り込みから0.1~0.2㎝のところを縫うようにします(1㎝縫い代をとると、股の布がつってしまう)。
① パンツを表に返し、後ろ中心とひもの中央を合わせ、上から5㎝の位置に縫いつける。
② 好みで、ひもをボタンでとめる。また、ひもの端は0.5㎝折って縫うか、結ぶとよい。
完成したタイパンツのウエスト部分にゴムを通せば、あっという間にショートパンツの出来上がり!
【でき上がりの大きさ】ヒップ88×パンツ丈31.5㎝
●てぬぐい…90×33㎝
●0.8㎝幅のゴムテープ…40~45㎝
●糸(布に近い色)
① てぬぐいパンツの手順1~4の要領で、脇と股下を縫い、パンツの形にする。
① ウエストの布端を1.5㎝ぐるりと内側に折る。アイロンで押さえて折り跡をつける。指先で軽くこすってもOK。
② 折った布端から少し内側をぐるりと縫う。縫いおわりの手前1.5㎝分は縫わないで残す(ゴム通し口)。
① ゴムテープにゴム通し(または安全ピン)をつけて、ウエストのゴム通し口から差し入れる。
② ゴムテープをウエストに通したら、ゴムテープの両端を1㎝重ね、縫いとめる。
③ ゴムをウエストの中にしまって完成。ゴム通し口はそのままでも目立たない。
※本記事は、下記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
写真 masaco
まずはこの1冊あれば大丈夫。
型紙なし&手ぬいで作れる超かんたんパンツから、お受験ワンピまで作れる、かわいい子ども服のソーイングブック。
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すべての手順を写真で解説しているので、初心者でもわかりやすい!
有名アパレルメーカーや、NHKの番組などで活躍している服飾デザイナー・清松加奈子が「子どもに着せたい!」と思うデザインを詰めこみました。
90・100・110㎝の実物大型紙つき。
バンタンデザイン研究所在学中からインディーズブランドkanako inoueとしてデザイン活動をはじめる。1998年中国北京へ渡り、中央民族大学へ留学。日本帰国後、2014年よりオリジナルブランドcanaco_を、 2019年よりKAAMをスタート。またその傍ら、手縫いやものづくりの楽しさを多くの人に伝えたいと、リメイクレッスンや手 縫い教室を開催している。『まいにちスクスク』(NHK)などのメディアでも活躍中。
👉清松加奈子先生オフィシャルホームページ