
2025.05.02
フリーランスで生きていくために知っておきたいお金のこと 【連載第3回 人生の三大資金をどう準備するか考えよう】
老後資金2000万円問題にどう立ち向かうか?
公立か私立かで大きく違う
子どもの教育にかかるお金は、条件によって大きく変わります。最も大きな違いは、公立か、私立かです。下図は幼稚園から大学卒業までの教育にかかるお金ですが、オール公立とオール私立では、かかるお金が3倍くらい違います。
学費は国公立のほうが私立よりも安く、私立の大学の場合は文系より理系のほうが高くなります。さらに大学院に進んだり、私立大学の医学部に進学でもしたら、学費はもっとかさみます。
生まれたときから貯め始める
教育資金が最も少なくて済むのは、幼稚園から高校まですべて公立で、大学は文系の学部に進学した場合です。それでも、大学卒業までに多額のお金の用意が必要になります。この費用を、いつから、どうやって用意したらよいでしょうか。その答えは「子どもが生まれたときから貯め始める」です。
子どもが生まれたら、早めに夫婦で相談して計画を立て、教育資金の用意をスタートさせましょう。
奨学金や教育ローンの利用も
それでも不足する場合は、奨学金制度の利用などが考えられます。ただ、貸与型の奨学金は、学生本人に対して貸し付けられるものです。子どものライフプランに、最初から負債を負わせることになるので、利用には注意が必要です。給付型の奨学金制度もありますが、通常は所得制限などがあります。
一方、親が借り入れる教育資金としては、教育ローンも一般的です。
民間の金融機関も扱っていますが、国が運営する教育ローンとして、日本政策金融公庫の「教育一般貸付」があります。そのほか、高校・大学については公的な学費の支援制度などもあります。いよいよ教育資金が不足となったら、調べてみましょう。

フリーランスのお金がぜんぶわかる本
関根俊輔 監修(プロフィールは下記参照)
本書は、支払う税金を少なくする節税のさまざまな手法だけでなく、年金・保険をはじめとした老後に必要なお金の作り方、60代以降の住宅資金の作り方、万が一、働くことができなくなったときの保険、自分が亡くなった後に家族に残すべき生命保険……、などなど、フリーランスならば必ず知っておかなければならないお金のすべてを解説した本です。
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関根俊輔(セキネシュンスケ)
税理士。
中央大学法学部法律学科卒。
優秀なビジネスマンや税理士を多数輩出する尾立村形会計事務所(東京都)で会計人としての修行を重ねる。
その後、関根圭一社会保険労務士・行政書士事務所(茨城県)にて、主に労働基準監督署や社会保険事務所の調査立ち会いや労使紛争解決等の人事業務、加えて、法人設立・建設業許可、遺産分割協議書や内容証明郵便及び会社議事録作成等の業務に携わる。
平成19 年には、共同で税理士法人ゼニックス・コンサルティングを設立。
現在は、学生時代から培った「リーガルマインド」を原点に、企業に内在する税務・人事・社内コンプライアンス等、経営全般の諸問題を横断的に解決する専門家として活躍している。著書に『個人事業と株式会社のメリット・デメリットがぜんぶわかる本』『個人事業を会社にするメリット・デメリットがぜんぶわかる本』(新星出版社)などがある。
👉 オフィシャルホームページ
中央大学法学部法律学科卒。
優秀なビジネスマンや税理士を多数輩出する尾立村形会計事務所(東京都)で会計人としての修行を重ねる。
その後、関根圭一社会保険労務士・行政書士事務所(茨城県)にて、主に労働基準監督署や社会保険事務所の調査立ち会いや労使紛争解決等の人事業務、加えて、法人設立・建設業許可、遺産分割協議書や内容証明郵便及び会社議事録作成等の業務に携わる。
平成19 年には、共同で税理士法人ゼニックス・コンサルティングを設立。
現在は、学生時代から培った「リーガルマインド」を原点に、企業に内在する税務・人事・社内コンプライアンス等、経営全般の諸問題を横断的に解決する専門家として活躍している。著書に『個人事業と株式会社のメリット・デメリットがぜんぶわかる本』『個人事業を会社にするメリット・デメリットがぜんぶわかる本』(新星出版社)などがある。
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