
2025.05.02
フリーランスで生きていくために知っておきたいお金のこと 【連載第3回 人生の三大資金をどう準備するか考えよう】
マイホームの取得資金はいくらかかる?
マイホーム購入には多くの頭金を
マイホームは「人生最大の買い物」といわれます。住宅の取得には大きなお金が必要なので、ほとんどの人は住宅ローンを利用することになります。住宅ローンを利用するにしても、頭金の用意が必要です。一般的に、頭金は所要資金の2割以上とされています。しかし、フリーランスの人の場合は、次に説明する理由から、より多くの頭金を用意したいものです。
マイホームの住宅資金はいくらかかるか(所要資金の額)
🔹マンション…4,545万円
🔹中古マンション…2,971万円
🔹土地付注文住宅…4,397万円
🔹注文住宅…3,634万円
🔹建売住宅…3,495万円
🔹中古戸建…2,480万円
フリーランスは審査に通りにくい
よくいわれるように、フリーランスの人が住宅ローンなどの審査に通りにくいのは事実です。フリーランスという立場だからではなく、会社員のように決まった収入が期待できないためです。
審査を通りやすくする方法として、頭金をより多く用意する手があります。頭金の割合が高いほど、金融機関から見た信用力も高まります。また、審査をする側は、まず過去3年分くらいの所得を見ます。事業の売上ではなく、個人の所得が住宅ローンを返済する原資になるからです。その意味では、ローンを組む前の3年間程度は、節税を控えて所得を増やすほうがいいかもしれません。ちなみに、住宅ローンは1人よりも夫婦の共同名義にするほうが審査が通りやすい場合があります。

フリーランスのお金がぜんぶわかる本
関根俊輔 監修(プロフィールは下記参照)
本書は、支払う税金を少なくする節税のさまざまな手法だけでなく、年金・保険をはじめとした老後に必要なお金の作り方、60代以降の住宅資金の作り方、万が一、働くことができなくなったときの保険、自分が亡くなった後に家族に残すべき生命保険……、などなど、フリーランスならば必ず知っておかなければならないお金のすべてを解説した本です。
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関根俊輔(セキネシュンスケ)
税理士。
中央大学法学部法律学科卒。
優秀なビジネスマンや税理士を多数輩出する尾立村形会計事務所(東京都)で会計人としての修行を重ねる。
その後、関根圭一社会保険労務士・行政書士事務所(茨城県)にて、主に労働基準監督署や社会保険事務所の調査立ち会いや労使紛争解決等の人事業務、加えて、法人設立・建設業許可、遺産分割協議書や内容証明郵便及び会社議事録作成等の業務に携わる。
平成19 年には、共同で税理士法人ゼニックス・コンサルティングを設立。
現在は、学生時代から培った「リーガルマインド」を原点に、企業に内在する税務・人事・社内コンプライアンス等、経営全般の諸問題を横断的に解決する専門家として活躍している。著書に『個人事業と株式会社のメリット・デメリットがぜんぶわかる本』『個人事業を会社にするメリット・デメリットがぜんぶわかる本』(新星出版社)などがある。
👉 オフィシャルホームページ
中央大学法学部法律学科卒。
優秀なビジネスマンや税理士を多数輩出する尾立村形会計事務所(東京都)で会計人としての修行を重ねる。
その後、関根圭一社会保険労務士・行政書士事務所(茨城県)にて、主に労働基準監督署や社会保険事務所の調査立ち会いや労使紛争解決等の人事業務、加えて、法人設立・建設業許可、遺産分割協議書や内容証明郵便及び会社議事録作成等の業務に携わる。
平成19 年には、共同で税理士法人ゼニックス・コンサルティングを設立。
現在は、学生時代から培った「リーガルマインド」を原点に、企業に内在する税務・人事・社内コンプライアンス等、経営全般の諸問題を横断的に解決する専門家として活躍している。著書に『個人事業と株式会社のメリット・デメリットがぜんぶわかる本』『個人事業を会社にするメリット・デメリットがぜんぶわかる本』(新星出版社)などがある。
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