小麦粉を使った料理というと、どんな料理が思い浮かびますか? 麺類、パン、お菓子……その種類はいろいろありますが、いずれも手作りの味は格別です。今回は川上文代先生の『小麦粉料理の教科書』から大人気のメニュー、刀削麺の作り方をご紹介します。
もちもちの食感がたまらない絶品! 何度も食べたくなる味が、ご家庭でも作れます。です。ぜひトライしてみてくださいね。
中国山西省発祥。生地を細長く削り、茹でて作るもちもちの麺がやみつきに!
⏰所要時間…60分(生地を冷やす時間は除く)
🍜材料(2人分)
【刀削麺の生地】
●薄力粉…70g
●強力粉…190g
●塩…2g
●水…120g
【スープ】
●豚ばら肉…120g
●トマト…120g
●しょうが…5g
●白ねぎ…15g
●豆板醤…5g
●テンメンジャン…20g
●醤油…大さじ1
●酒…大さじ1
●中華スープ…400ml
●ごま油…10g
【その他】
香菜…適量
ボウルに薄力粉、強力粉をふるい入れ、塩を入れる。水を少しずつ加えながら指先で混ぜる。
水が全体に行き渡るように混ぜ合わせる。
③を成形し、なまこ型にする。
★Point 両手でおさえるように成形する。
成形した生地を木の台に貼りつけるようにのせて形を整える。
★Point 後で削るときに生地が動かないように固定するとよい。
木の台ごとポリ袋で包み、冷蔵庫で1時間以上休ませる。もしくは、冷凍庫に3時間以上入れて凍らせる。
豚ばら肉は下記の要領で下処理をして5㎜角に、トマトは1㎝角に切る。しょうがはみじん切りに、白ねぎと香菜は粗みじん切りにする。
脂身の多すぎない豚ばら肉を用意し、10㎝の長さに切り、金串で両面に無数に穴をあける。
氷を入れた冷水に10分ほど浸ける。冷水に浸けることで血やあくが抜け、臭みがなくなる。
【切り方】
① 冷水から取り出し、水気をよくふきとる。5㎜幅の棒状になるように切る。
② ①を5㎜角になるように切る。5㎜角は、肉の質感を残したいときに向く。
フライパンに弱火でごま油を熱し、しょうが、白ねぎ、豆板醤を入れて炒める。
中火にして豚ばら肉を加えて色が変わるまで炒める。
テンメンジャン、醤油、酒を入れて炒め合わせた後に中華スープを加える。
煮立ったらトマトを入れて混ぜ合わせる。
ふたをせず、中火で2~3分煮込む。
⑥を冷蔵庫から取り出す。冷凍した場合は15分くらい置いてから使う。
沸騰した湯に、刀削麵の生地をピーラーで削りながら入れる。3分ほどゆでて取り出す。
刀削麵用のナイフを使うときれいに生地を削りやすい。
器に麺を入れてスープを注ぎ、好みで香菜を添える。
※写真撮影/ fort
※本記事は下記の出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
構成内容は、第1章「具を詰めた小麦粉料理」、第2章「小麦粉を使った麺料理」、第3章「発酵させる小麦粉料理」、第4章「その他の小麦粉料理」の4章からなり、生地についても「水で練る生地」「熱湯で作る生地」「温水で作る生地」「発酵させる生地」「層にする生地」に分けて丁寧に解説しています。
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