【チャレンジ!】あなたは次の文章の2つの意味がわかりますか?
時は戦国時代。
日本各地で戦いが起こり、人びとは不安な日々を送っていた。
とある国では、知略に長けた殿様が勢力を拡げていたが、その殿様には、こんなウワサが流れていた。
――冷酷で、気に食わない者をすぐに処刑してしまう。
国を大きくできるのは、冷酷な殿様の恐怖政治によるものだろう。それで人びとは殿様をこわがっていた。
そのウワサは、殿様の耳にも届いていた。
どうしたものか……畏怖されるのは悪いことではない。だが冷酷な人物との評判は、よろしくないものだ。
殿様は家来を呼びつける。
「殿、なんでございましょう?」
「聞いておるであろう。わしが冷酷で、こわがられておるウワサを」
「それは……」
答えに困っている家来を見て、殿様は自分の考えを伝える。
「わしがこわいものを城に集めよ」
「はっ、承知いたしました」
家来はすぐさま支度にかかった。
2つの意味の物語 アイドルの妹は高校生
ささきかつお 著
★一文に秘められたパラレルストーリー★
ひとつの文章に2つの意味がある。きみは“その意味”に気づけるか?!!
二義文をテーマにした今までにない短編小説『2つの意味の物語』シリーズ第二弾!
書店員、図書館司書、教育関係者などから反響続々!
今回は230を超える応募から選ばれた
5つのオリジナル二義文を物語にしました!
「これは、ただの水じゃない!」→じゃあ、いったどんな水??
「来月誕生日だから、ホール予約しといて」→ホールってもしかして…
「メガネを必死にさがしてた」→どんなメガネを探しているのかな
ハッピーな作品から、ときにはゾクっとするような…
バラエティ豊かな45作品を掲載!
1作品4ページ完結なので、テンポよくお話しを楽しめます。
朝読などのスキマ時間にも最適!
子どもだけでなく大人にとっても、頭の体操にもってこいの1冊です。
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ささきかつお(ササキカツオ)
東京都出身。『モツ焼きウォーズ~立花屋の逆襲~』(第5回ポプラズッコケ文学新人賞)で2016 年にデビュー。ほかの著書に「謎解きホームルーム」シリーズ(新星出版社)、『空き店舗(幽霊つき)あります』(幻冬舎文庫)、「ラストで君は『まさか!』と言う」シリーズ(PHP研究所)などがある。日本語教師の資格も持ち、外国人留学生に会話や小論文などを長年指導している。