お風呂場でタオル1本の首ケア　夜のストレッチ

　いままでトライしたどんなダイエットもうまくいかなかった…というあなたに、ぜひお勧めしたい『ゆるやせストレッチ 』。食前や食後にストレッチをするだけで、血糖がコントロールできて太りにくくなるというもの。

　教えてくださるのは、著者、比嘉一雄先生です。朝・昼・晩にできるエクササイズを１つずつ選び、本サイト限定で、比嘉先生の実演動画もご用意しました。今回は最終回、「お風呂場でタオル1本の首ケア　夜のストレッチ」をご紹介します。

　最後に、ゆるやせストレッチの理論をおさらいしましょう。

　肥満を招く原因は、血糖値の急上昇「血糖値スパイク」。ストレッチをする（筋肉を伸ばす）だけで血糖値が低下する、という理論をもとに、食事の前後に行うことで少しずつやせられる、ムリのないストレッチを、「ゆるやせストレッチ」と名付けました。

　肥満を食い止めるキーとなる物質は、筋肉に住んでいる「GLUT４（グルット・フォー）」。血糖を、脂肪よりも筋肉に多く取り込めれば太りにくくなりますので、活性化させることがポイントです。そのためには筋肉を動かすこと。筋肉を動かすことで、インスリンの呼びかけなしに筋肉の奥にいるGLUT４が呼び出され、血糖をより筋肉に取り込みます。つまり血糖は、脂肪よりも筋肉にまわり、筋肉が成長するエネルギーとして使われます。よって太りにくくなる、というわけです。

１． 大きい筋肉を伸ばすこと

２． バランスよく伸ばすこと

３．「食前か食後には、ゆるやせストレッチ」を行うこと

４．早めにやせた実感が欲しいなら、１日の摂取カロリーを1500㎉に抑えること

以上を心がけて、実践してみてくださいね。

【頭の重みで緊張した首の筋肉をほぐす】

頭は思っている以上に重いもの。それを1日中支えていれば、首や肩の筋肉も緊張してしまいます。お風呂上りにタオルを使って、首や肩のストレッチをすれば、1日の疲れも解消されていきます。

　また、首の血流がよくなると、脳にも血液がまわり、心もスッキリします。首コリや肩コリ予防にも効果があるので、しっかりほぐしましょう。

【やり方】

①立った姿勢（座りでも可）で、タオルを後頭部にかけて、頭の前で持つ。★頭頂部に近いほどテコの原理が働く

②腕の重みでタオルを下に下げながら、頭を前にゆっくり倒し、しばらくキープ。

①～②をくり返す。

【POINT】
背中を丸めてしまうと、首の後ろの筋肉がきちんと伸びなくなるので、背すじをまっすぐキープするのがポイント。タオルは手で引っ張るのではなく、腕の力を抜いて重みで下げる意識が大切です。

　かんたんにできるから長続きする！　長続きするから確実にやせられる！　あなたも早速今日から実践してみませんか？

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※本記事は、下記出典をもとに加筆・再編集したものです。（新星出版社/向山）