「やせたいけど、空腹をガマンするのはイヤ!」「忙しい朝のお弁当づくりにダイエットのことまで考えるのはムリ!」
そんなときにおすすめなのが、作りおきできる、やせるお弁当おかず。ゆるやかな糖質オフで、おいしくて日持ちもするボリュームたっぷりの最強おかずがあれば、「朝つめるだけ!」でかんたんに栄養のバランスの整ったお弁当ができますよ。
次のルールを読んで、ぜひ実践してみてくださいね。
タンパク質は欠かさずに摂りたい栄養素。同じ味わいや調理法が続かないようにまんべんなく選ぶと、楽しく続けられ、ダイエット効果もアップ!
メインおかずを選んだら、サブおかずを2~4品選びます。特に野菜やこんにゃくおかずにはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富。一番先に食べることで、血糖値の急上昇を防ぎ、太りにくい体にしてくれます。
ごはんは1回に食べる量を80~120gに。めんはタンパク質や野菜をたっぷり入れてボリュームを出し、パンは糖質が低めのパンを利用したり、具だくさんのサンドイッチがおすすめ。
おすすめの糖質量は、一日あたり100~120g。そのうちお弁当は20~40g台を目安にするとよいでしょう。
1位 鶏ひき肉・豚ひき肉0g 2位 鶏肉0~0.1g 3位 豚肉0.1~0.2g
鶏肉、豚肉、牛肉、ひき肉は糖質が低く、筋肉や血、髪などを作る良質なたんぱく質が豊富です。カロリー制限のダイエットでは、脂質が多い肉類は控えることがマストでしたが、ゆる糖質オフでは積極的に食べましょう。特にダイエット中は脂肪と同時に筋肉が落ちがち。筋肉の量が減ると基礎代謝が下がってしまい、かえってやせにくくなります。お弁当おかずの定番のハムやベーコン、ウインナーを入れても大丈夫です。
◎ポイント◎
・粉は最小限にします。
・鶏肉は大きめに切ると油を吸いすぎず、食べごたえもアップ!
・甘さを抑えた定番の副菜を添え、おにぎりは、しらたき入りのごはんで糖質オフに。
〈総糖質量 39.9g(462Kcal)〉
【材料(6回分)】
・鶏もも肉…2枚
★調味料
・しょうが(すりおろし)…1かけ分
・しょうゆ…大さじ2と1/2
・片栗粉…大さじ3
・揚げ油…適量
🍳作り方
1.鶏肉は余分な脂と皮を除き、5cm角に切る。
2.1に★調味料を加えて15分漬け込む。汁けを軽くきり、片栗粉をまぶしてさらに5分ほどおいてなじませる。
3.揚げ油を170℃に熱し、2を入れて8分ほど揚げ、油をよくきる。
【材料(6切れ分)】
・卵…3個
★調味料
・酒、砂糖、りょうゆ…各小さじ1
・塩…少々
・サラダ
🍳作り方
1. ボウルに卵を溶きほぐし、★調味料を加えて混ぜる。
2. 卵焼き器にサラダ油を中火で熱し、1の2/3量を流し込み、大きく混ぜる。半熟状になってきたら弱火にし、置くから手前に巻く。
卵焼きを奥に移動させ、残りの卵液を流し入れ、奥から手前にくるくると巻いて形を整え、転がしながら全体に火を通す。
3. 粗熱がとれたら6等分に切り分ける。
【材料(6回分)】
・ほうれん草…1束(200g)
★調味料
・すりごま(白)…大さじ1と1/2
・しょうゆ…小さじ1
・かつお節…1/2パック(2g)
🍳作り方
1. ほうれん草は30秒~1分塩ゆで(分量外)し、流水にさらして水気をよく絞り、3cm長さに切る。
2. ボウルに★調味料を合わせ、1をあえる。
【材料】(作りやすい分量)
・米…2合
・しらたき(アク抜き済み)…1袋(180~200g)
🍳作り方
1.しらたきはよく洗って水けを絞り、細かく刻む。
2.米はといで炊飯器に入れ、普通よりやや少なめに水加減し、30分以上吸水させる。1を入れて普通に炊く。
※本記事は、下記出典に一部加筆し、再編集したものです。(新星出版社/向山)
テーマはたっぷり食べてもやせられるお弁当おかずのレシピです。
「ゆる糖質オフ」なので、お肉や魚はたっぷり、マヨネーズやバターなどで満足感のある味わいに仕上げています。ごはんやパスタも食べてOKです。食べざかりの中高生やサラリーマンでも満足できるようなボリューム満点のやせる作りおきのおかずが385点。全レシピに「糖質量」と「カロリー」を併記。第1弾で好評だった「凍ったままお弁当につめられるおかず」もたくさん紹介します。
料理研究家 阪下千恵 オフィシャルブログ
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