料理研究家&フードコーディネーター。雑誌・テレビなどでも活躍中。おいしくカンタンに作れる、バリエーション豊かな家庭料理に定評がある。
毎日のお料理で悩む献立。昨日の残り物をうまくアレンジ出来たらとても便利ですね。そんなときぜひおすすめなのが、冷凍保存しておいた作り置きのリメイク術。時短も叶い、バリエーションも増えるので、おすすめです。解説は、おなじみの料理研究家&フードコーディネーターとして活躍中の吉田瑞子先生です。ぜひマスターして、おいしいお料理を作ってくださいね。
【材料(4人分)】
●牛薄切り肉…200g
●じゃがいも…3個
●玉ねぎ…1個
●にんじん…1本
●だし汁…2と1/2カップ
A しょうゆ…大さじ4
A みりん…大さじ4
A 砂糖…大さじ2
●サラダ油…大さじ1
●さやえんどう…4枚
【作り方】
①牛薄切り肉は3~4㎝幅に切る。じゃがいも、にんじんは乱切り、玉ねぎはくし形に切る。
②さやえんどうは筋を除き、塩(分量外)を加えた熱湯で色よくゆで、水にとり、斜め切りにする。
③鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎを炒める。牛薄切り肉を加え、色が変わったら、にんじん、じゃがいもを加え炒め、だし汁を加える。
④だし汁が沸騰したらアクを取り、Aを加え、落とし蓋をして約10分煮る。
⑤煮汁が1/3量になったら落とし蓋を外し、上下を返す。そのまま汁気がなくなるまで強火で煮て、煮汁を飛ばす。
⑥器に盛りつけ、②をちらす。
【保存方法】
じゃがいもとそれ以外の具材に分けて冷凍保存袋に入れる。じゃがいもはマッシュする。
【解凍加熱方法】
電子レンジで解凍加熱する。
このままでも十分においしい肉じゃが。今回ご紹介するのは、冷凍した肉じゃがを使ってつくる、コロッケと肉豆腐です。全く別の料理に変身ができるので、楽しめますよ!
【材料(2人前)】
●冷凍肉じゃがのじゃがいも(マッシュ)…約200g
●玉ねぎ…1/4個
●ツナ缶…小1缶
●コーン…大さじ2
●パセリ…少量
●小麦粉…大さじ2~3
●卵…1/2個
●パン粉…1カップ
●塩、こしょう…各少量
●揚げ油…適量
●レタス…2~3枚
●とんかつソース(好みで)…適量
【作り方】
① 冷凍肉じゃがのじゃがいもは電子レンジで解凍する。
② 玉ねぎはみじん切り、ツナ缶は缶汁をきってほぐす。パセリはみじん切りにする。
③ ①に②とコーンを加え混ぜ、塩、こしょうで味をととのえる。6等分にしてたわら形に成形し、小麦粉、溶いた卵、パン粉を順にまぶす。
④ 揚げ油を180度に熱し、③をカラリと揚げる。
⑤ 皿に盛ってレタスを添え、好みでとんかつソースをかける。
【材料(2人分)】
●冷凍肉じゃが(じゃがいも抜き)…約380g
●木綿豆腐…1丁
A 水…1カップ
A 鶏がらスープの素…小さじ1/3
A オイスターソース…小さじ2
A しょうゆ…小さじ1
A 酒…大さじ1
A 砂糖…小さじ1
A 豆板醤、塩、こしょう…各少量
B 水…大さじ2
B 片栗粉…大さじ1
●ごま油…少量
●カイワレ大根…少量
【作り方】
① 木綿豆腐は8等分に切る。
② フライパンにAを沸騰させ、冷凍肉じゃがを加えて溶かす。①を加えてさっと煮、Bの水溶き片栗粉でとろみをつけ、ごま油を回し入れる。
③ 器に盛りつけ、根を除いたカイワレ大根を飾る。
肉じゃがのじゃがいもと具材を分けて冷凍保存することにより、全く味の違う2品ができます。他にも様々なアレンジレシピを知りたいという方は👉こちら
※本書は、下記出典を再編集したものです。(新星出版社/室谷)
※写真撮影/矢野宗則