これから家庭菜園を始めたい方や、始めたばかりの方に向け、小スペースでもできる野菜のコンテナ栽培方法をご紹介します! 今回はエダマメの作り方です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【栽培カレンダー】
①タネまき…4月下旬~7月
②間引き…5月中旬~8月中旬
③追肥…5月下旬~9月中旬
④収穫…6月下旬~10月上旬
【鉢・肥料】
4ℓ以上入る鉢を使う。タネまき後1カ月に1回追肥する。
【難易度】ふつう
【ポイント】
🔹生育・開花の適温は25~30℃。早生、中生、晩生があり、栽培時期に合わせた品種を選ぶ。
🔹タネまき後、葉が出るまでは鳥害を防ぐために、室内で管理するなど、工夫が必要。
🔹夏の乾燥で空さやが多くなるので、乾燥時には水やりが欠かせない。
🔹カメムシの被害が多く見られ、注意が必要。
①コンテナに用土を入れ、3カ所窪みをつける。それぞれの窪みに3粒ずつタネをまく。
タネを指先で軽く押さえて土と密着させると、発芽しやすくなる。
②土をかぶせ、タネと土が密着するように軽く押さえ、水やりをする。
①本葉が2~3枚出たら、間引きを行う。
②生育の悪いもの、葉が傷んだものなどをハサミで切り取り、1カ所2株にする。
①タネまき1カ月前後から1カ月に1回追肥する。土4ℓあたり軽くひとつまみ約5gの化成肥料を土の表面にまく。
②表面の土をほぐしながら土と肥料を軽く混ぜ、水やりをする。
①上部と下部以外の多くのさやがふくらんでつやが出たら収穫する。株元をしっかりと持って引き抜くか、ハサミで切って収穫する。収穫後はさやをすぐに摘み取り、鮮度のよいうちに食べる。
根粒菌で肥料いらず?
エダマメなどのマメ科の植物は、根に「根粒菌(こんりゅうきん)」と呼ばれる菌が共生して、生育に必要な窒素を供給してもらっている。このため、肥料をやりすぎると実がつきにくくなるので注意する。
品種とタネまき時期
早生、中生、晩生の品種があり、それぞれ袋で確認してタネまき時期を守る。晩生のものを早くまくと写真のようにつる状になることがある。
出典『はじめてのコンテナ野菜づくり図鑑90種』
写真 田中つとむ
本記事は、上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
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