昔は好きだったピンク色が急に苦手になったり、今まで興味のなかったベージュやブラウンにいつのまにか惹かれるようになったり・・・
そんな経験はありませんか?これは色が心に与えるインパクトが、いかに大きいかを物語っています。
私たちは、それぞれの色が持つエネルギーやメッセージを知らずしらずのうちに受け取っています。だから、心の状態によって、そのつど色への印象が変化するのです。
逆にいえば、こうした色が私たちの心に与える強いパワーを上手に利用すれば、色によって自分や他の人の心に変化を起こすことができるのです。
メイクやファッションなど肌に直接身につける色は、あなたの印象だけでなく、内面も大きく左右します。
色は波長の長さによって、その色が決められます。最初はちょっと似合わないと感じる色もあるかもしれませんが、次第に自分が色の波長と同調していきます。そのうち、あなたにマッチしてくるとともに、その色のイメージが備わっていくのです。その日の気分に合う色の効果を選び、上手に自他をコントロールするワザを身につけてください!
今回は3パターンのカラーメイクコーディネートをご紹介します。セルフコントロールに役立つカラーパワーを感じてみてくださいね。
Eye
ブラウン×まつ毛アップ
目元はオレンジと相性の良いブラウン系でナチュラルに。
まつげはビューラーで根元・中間・毛先をしっかりアップ。
Cheek
オレンジで活発モード
明るい暖色系のオレンジは、親しみやすい印象を与えます。
こめかみから頬骨にかけてサッと入れて。
Lip
オレンジレッドでツヤ
赤みの強いオレンジは血色を良く見せ、肌に透明感を与えます。
グロスでつややかに仕上げて。
Eye
ターコイズブルーで涼感
フレッシュな印象を与えるブルー系の目元は、黒目を引き立て、目を美しく見せる効果があります。
Cheek
大人色のダークレッド
シックな雰囲気のあるダークレッドを頬の中心からぼかすように広げて。落ち着きを感じさせます。
Lip
オレンジレッドで血色よく
ブルー系は血色を悪く見せるので、メイクに入れるときは暖色系をプラスします。
Eye
パープルで大人っぽく
うすめのパープルでグラデーションを。少し強めのアイラインで顔全体を引き締めます。
Cheek
ローズで美白効果
頬全体にほんのりとのせます。濃すぎないようにブラシでぼかして。
Lip
ピンクグロスでツヤをON
ピンクは女性ホルモンを活性化させる色。肌をきれいにして情緒を安定させます。
身につけるもののほかにも、日常生活のちょっとしたところからカラーパワーをチャージできます。たとえば、元気が足りない日の朝にはオレンジジュースやにんじんジュースなどでオレンジパワーを補給してみましょう。
気軽に取り入れられるカラーセラピー、あなたも試してみては?
婦人画報社でファッション雑誌の編集者の後、執筆、カウンセリング事業に従事。現在、心理カウンセラーとして対面・電話相談(1ヶ月約100件)を行う。PTA、行政等での子育て支援講座「親子関係が楽になる会話心理学」、各種講演、カラーカード使用のNPO主催「カラー心理カウンセラー養成講座」。
著書に『人間関係が楽になる 会話心理学』(日本医学出版)、『がんで逝くひと、送るひと』(三省堂)などがある。