1900.02.27

「アクティブ型」とは?

ハイリターンをねらう

 安定した運用をめざす、リスクを抑えたインデックス型に対して、より積極的な運用を行うのが、アクティブ型です。

 アクティブ型は、対象となる株価指数を、できるだけ大きく上回ることをねらいます。

 

 それを可能にするのは、ファンドマネージャー(運用担当者)(※)による投資先選びです。

(※)ファンドマネージャー:投資信託の運用会社の中で、資金運用を指示する担当者。

 

 値上がりすると見込んだ投資先を選んで、集中的に投資します。株や社債など、取引される有価証券のことを「銘柄」といいますが、値上がりが見込まれる株の銘柄を見つけるには、当然、個別の調査などが必要になるため、投資信託の運用コストは高めになります。

 

 ただし、必ずしもねらった成果が上がるとは限りません。その点ではインデックス型よりもハイリスク・ハイリターンといえます。

銘柄を選ぶ方法はいろいろ

 アクティブ型には、これから成長していきそうな「グロース株(成長株)」を中心に投資するものや、業績や保有している資産から見ると割安である「バリュー株(割安株)」を中心に投資する投資信託があります。

 

 海外の企業(外国株式)を積極的に組み込む投資信託や、環境問題への取り組みに積極的な企業(環境銘柄)を中心に投資する投資信託などもあります。

出典 『改訂版 マンガでわかるNISA&iDeCo入門』(漫画協力 愛河ハジメ 株式会社サイドランチ)

 

本記事は上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

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鈴木一之(スズキカズユキ)
株式アナリスト。千葉大学卒業後、大和證券に入社。株式トレーディング室に配属され、株式トレードの職務に従事。2000年に独立後、独立系株式アナリストとして、相場を景気循環論でとらえる「シクリカル銘柄投資法」を展開。景気、経済、株式、投資信託の動向などのわかりやすい解説に定評がある。テレビ、ラジオで市況解説を担当するほか、各種メディアや講演会でも活躍中。
『賢者に学ぶ 有望株の選び方』(日本経済新聞出版社)、『景気サイクル投資法』(パンローリング)などの著書のほか、『経済用語イラスト図鑑』『マンガでわかる投資信託入門』(いずれも新星出版社)などを監修。
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