チンゲンサイは定番の中国野菜。ミニサイズのチンゲンサイもあり、丸ごと料理に使えます。春の訪れとともにタネをまいてみてはいかがでしょうか。
【難易度】やさしい
【ポイント】生育適温は15~22℃。涼しい気候を好む。春まき夏秋まきが可能だが、とう立ちしやすいため、初心者であれば夏秋まきがおすすめ。しっかりとした株に育てるため、株間を広めに取る。
【品種や仲間】
🔹チンゲンサイ(栽培)…葉・葉柄ともに鮮緑色。肉厚で繊維が少ないのが特徴。
🔹ミニチンゲンサイ…サイズが小さく、丸ごと料理に使える。草丈10~15㎝、暑さ、病気に強く、ほぼ一年中作れる。
【食べ方】中国野菜のため、焼く、煮る、蒸すなどの中国料理に適している。クセがないため、生食でも。
【栽培カレンダー】
※関東以西の温暖地を基準とし、作業別に12カ月で示したものです。環境や気候によって変わるので、参考としてご覧ください。
🌱春まき
・タネまき…4~5月
・間引き1回目… 4月下旬~6月中旬
・間引き2回目/追肥…5月~6月
・収穫…5月下旬~7月中旬
タネまき2週間前:堆肥1~2㎏/㎡、苦土石灰100g/㎡をまいてよく耕す。
タネまき1週間前:化成肥料100/㎡をまいて耕し、80㎝幅の畝をつくり、マルチを張る。
マルチの穴の部分につけた浅い窪みの中に、3~4粒のタネをまき、水やりをする。
①本葉が2~3枚出たら1回目の間引きをする。
②生育の悪いもの、葉が傷んだものを間引き、1カ所2株にする。
本葉が4~5枚になったら2回目の間引きで、1カ所1株にする。
間引き後、軽くひとつまみ5g/㎡の化成肥料をマルチの穴の中にまき、指先で土をほぐすようにしながら混ぜ、株元に土を寄せて軽く押さえる。
間引き菜も利用する。
草丈が20㎝ほどになったら収穫適期。株元にハサミを入れ切り取り、収穫する。
出典『『はじめての野菜づくり図鑑110種』
写真 田中つとむ
本記事は、上記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)
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