2020.07.16

今や常識「食品の冷凍保存」。ありがちな失敗は、こうすれば解決できる!

吉田瑞子先生
料理研究家&フードコーディネーター。雑誌・テレビなどでも活躍中。おいしくカンタンに作れる、バリエーション豊かな家庭料理に定評がある。

 今ではもはや常識となった、食材の「冷凍保存」。でも、「冷凍したものって、味がいまいちなのよね…」という方も多いのでは? 冷凍保存には、実は意外と知られていない、正しい方法があります。

 今回は、よくある失敗例をもとに、正しい冷凍保存の方法を紹介します。教えてくださるのは、料理研究家&フードコーディネーターとしてご活躍中の吉田瑞子先生です。ぜひマスターして、おいしいお料理を作ってくださいね。

【失敗例その1】ごはんを冷凍室に入れておくと、食感がパサパサに・・・。

「節約のため、週末にまとめてごはんを炊いて冷凍保存しています。でも、解凍すると食感がパサパサ!ちっともおいしくありません。炊きたてのふっくらしたおいしさを保つにはどうしたらいいのでしょうか?」(20代女性)

 

【鉄則ルール】
しっかり密封して冷凍しましょう!

 1食分ずつ包んで冷凍しても、おにぎりにして冷凍してもOK。ここで重要なのはラップと冷凍保存袋を使い、密封することです!

【ごはんの正しい冷凍方法】

その1. 1食分ずつ包む

 

(1)ごはんが温かいうちに、1食分ずつラップで包む。

ポイントは、均一に冷めるよう、平らに成形すること。

 

 

(2)冷めたら、冷凍保存袋に入れる。

 

 

その2. おにぎりにする

(1)おにぎりを作り、1つずつラップで包む。冷める前にラップで包むと表面の乾燥を防ぐことができるので、しっとりとした食感を保つことができます。

 

(2)冷めたら、冷凍保存袋に入れる。

 

【解凍方法】

冷凍したごはんは、自然解凍するとパサついてかたくなってしまいます。食べるときには必ず電子レンジで加熱し、ふっくらした状態に戻しましょう。

【冷凍保存期間の目安】1か月

【失敗例その2】まとめ買いして余った肉や野菜。いつも使いきれずムダになってしまいます。

 「いつもあれこれと食材を買いすぎてしまうせいか、食べきらないうちに腐らせてしまうことも。お肉や野菜を冷凍することもありますが、解凍したらパサパサでおいしくなくて・・・」(30代女性)

【鉄則ルール】小分けにしてから冷凍しましょう!
【薄切り肉の正しい保存方法】

食卓に登場することの多い薄切り肉。あらかじめ1食分ずつ分けて冷凍すれば、一度に使う枚数ずつ取り出せます。

 

(1)ラップを敷き、保存袋の大きさに合わせ2~3枚ずつ広げて並べる。上にラップをかぶせる。

 

 

(2)1の上に同様の方法で肉を並べ、数段重ねる。最後に全体をラップで包み、冷凍保存袋に入れる。

 

凍ったまま1食分ずつ取り出せるので、ラップ・肉・ラップの順に3~4段重ねてもOK。

 

【冷凍保存期間の目安】3~4週間

【解凍加熱方法】1食分ずつ取り出し、そのまま調理しながら解凍します。

 

【ブロッコリーの正しい保存方法】

おべんとうの材料にもよく使われるブロッコリー。こちらも、小分けしてから冷凍すれば、無駄なく使い切ることができます。

 

(1)小房に分けて、かためにゆでる。冷ましてペーパータオルで水気をふき取る。

 

 

(2)金属バットの上に並べ、ラップをかけて冷凍する。凍ったら冷凍保存袋に移す。

 

【冷凍保存期間の目安】1カ月

【解凍加熱方法】電子レンジで解凍加熱、または凍ったまま調理する。

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👉そのほかの食材の保存方法について、もっと知りたい方はこちら

 

※本書は下記出典を再編集したものです。(新星出版社/向山)

※写真撮影/矢野宗則

 

冷凍保存の教科書ビギナーズ
吉田瑞子 著(プロフィールは下記参照)
冷凍保存の正しい方法がわかれば、より効率的に料理が楽しめる!どの食材をどのようにして冷凍すれば、鮮度を保って保存することができるか分かりやすく解説。
冷凍食材を使用したおかずレシピ、ひと手間かけて他のメニューに早変わりするアレンジレシピまで、活用術を幅広く紹介しています。社団法人日本図書館協会選定図書。

・写真撮影/矢野宗則
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吉田瑞子
料理研究家&フードコーディネーター。雑誌・テレビなどでも活躍中。おもちゃメーカーの企画の仕事から、料理研究家に転身。おいしくカンタンに作れる、バリエーション豊かな家庭料理に定評がある。
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