🍱子どものおべんとうづくりに。
覚えておきたい！【 衛生面＆安全面の注意すべきポイント】

　今年は例年になく梅雨入りが早く訪れています。気温と湿度が高くなり、心配になるのがおべんとうの衛生面。作ってから4～5時間経ってから食べるものなので、安全に食べられるような配慮が必要です。

そこで今回は、『かんたん園児のおべんとう』より、おべんとうを作る際に気を付けたいポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

　調理前に手をよく洗い、まな板や包丁など、道具も清潔に保ちましょう。調理中に生の肉や魚に触った時は、その都度手を洗います。

おにぎりはラップで包んでにぎる

　手で直接触れず、ラップにご飯をのせ、包むようにしてにぎりましょう。冷ます時はラップを外し、おべんとう箱に詰める時は新しいラップで包みます。

しっかり火を通す

　肉、魚、卵のおかずは必ず中心まで火を通しましょう。ゆで卵もかたゆでにします。

手で触らない

　おかずを詰める時は必ず菜箸を使い、手で触らないようにしましょう。必要があって触る場合も最小限に。

汁けはしっかりきる

　水分が多いと雑菌が増えやすくなります。おかずを詰める際は、ペーパータオルの上にのせて汁けをきりましょう。

冷ましてから詰める

　温かいうちに詰めると、蒸気がこもるので、ラップをふんわりとかけて冷まします。保冷剤を使うのがおすすめ。

　5月～9月は湿度や温度が高くなるので要注意です。おべんとうは、保冷剤と一緒に保冷バッグに入れるとよいでしょう。

ハムや練り製品も加熱する

　ハムなどの加工肉や、練り製品も暑い時期には加熱調理が基本。電子レンジにかけるか、フライパンで焼いて。

生野菜やチーズ類は入れない

　きゅうり、ミニトマト、リーフレタスなどの生野菜は入れないようにしましょう。マヨネーズやスライスチーズも傷みやすくなるので避けたほうが安心です。

　衛生面だけでなく、食事中の事故にも注意が必要です。おかずは食べやすい大きさにするとともに、ふだんからしっかりかんで食べるよう声がけも。

ミニトマト、ぶどうは切る

　ある程度のかたさがあって丸いものは、つるっと口の中を通ってのどに詰まる事故につながることもあります。ミニトマトやぶどうは切って入れましょう。

先のとがった長いピックは避ける

　ピックは便利なグッズですが、長いと事故の危険もあります。子どもが持ちやすくて短いものを選ぶようにし、ピックがついていることが分かる状態で入れましょう。

　お子様の口にするものはできるだけ安全であってほしいものです。ほんの少しの注意で夏場でもおいしくて安全なお弁当を毎日作ることができ、お子様のお弁当デビューも安心して見守ることができますね。

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出典：『かんたん園児のおべんとう』

本記事は、上記出典を再編集したものです。(新星出版社/室谷・向山）

写真　岡本真直

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