2020.09.24
妊娠したら知っておきたい!

妊娠したら知っておきたい!
【いよいよ出産!出産間近のサインとは?】

出産間近のサイン

  お産が近づいてくると、それまでとは違った体の変化が現れます。出産間近のサインがあったら、入院に持つの再確認をしつつ、心の準備もしっかりと。

37週を過ぎたらいつ生まれてもOK

 37週からは「正産期」と呼ばれ、いつ生まれてもおかしくない期間に入ります。生まれる日は赤ちゃんが決めてくれるもの。約半数の人は出産予定日前のお産になるので、いつその時が来ても慌てないように、準備を整えておきましょう。

 臨月(36週)に入ったころから、赤ちゃんは頭をママの骨盤に収めるように下がってきます。また、赤ちゃんを少しずつ下に押し進めるために、不規則におなかが張ることがあります。そのほか、出産が近づいたサインはさまざま。現れ方も人それぞれで、いくつものサインをキャッチする人もいれば、ほとんど気付かない人もいます。サインがあってもなくても、臨月に入ったら遠出は避けるようにしましょう。

子宮口が少し開く人も

 臨月に入ると健診は1週間に1回になります。規則的におなかが張っているわけでもないのに、子宮口が1~2㎝開いていると指摘される人もいるでしょう。これもお産が近づいたサインですが、そのまま一気に出産に進むことはないので、慌てなくても大丈夫です。

👶出産が近づいているサイン

■お腹が張りやすくなる

赤ちゃんを下に押し進めるために子宮が収縮するので、それを不規則な張りとして感じます。

■胃の圧迫感がなくなる

赤ちゃんの位置が下がるので、胃の圧迫感がなくなり、食欲が戻ってきます。

■トイレが近くなる

下がってきた赤ちゃんが膀胱を圧迫するので、少しの量でも尿意を感じるようになります。

■おりものが増える

赤ちゃんが産道をスムーズに通れるように、潤滑剤の分泌が多くなってきます。

■胎動が減る

赤ちゃんは体を丸めて、手足を前で組みます。頭が次第にママの骨盤内に固定され、体も小さく丸めているので、胎動が少なくなります。ただし、生まれる前まで動いている赤ちゃんもいます。

■歩きにくくなる

足の付け根が痛んだり、足全体がつったように感じることも。恥骨が痛んで歩けなくなる人もいます。骨盤がゆるんでくることも、痛みに拍車をかけます。腹帯を着けて下から支えると多少ラクになるはず。

 

⌚予定日より早い場合

●34週を過ぎれば、ほぼ心配いらない

 お産のスイッチは赤ちゃんがONにします。「十分に発育したから大丈夫」ということもあれば、「子宮内の環境が悪くなってきたから、外に出たい」という場合もあるでしょう。いずれもママが自覚していないところで、「そろそろ出たくなったな」と感じ、その合図となるホルモンを出して、ママの体からお産のホルモンが大量に分泌されて体がお産へと傾いていくのです。

 妊娠22週から37週未満でお産が始まると早産になります。もし破水したらすぐに産院に連絡して入院を。赤ちゃんが1日でも長くおなかにいられるように処置します。ただ、近年の研究で、早産であっても34週以降であれば、ほぼ大丈夫ということがわかってきました。体は小さめですが、各器官は外の世界で生きていけるレベルにまで発達しています。出産することになっても心配しないでください。

⌚予定より遅い場合

●予定日から2週間は通常の範囲内

 正産期は出産予定日から2週間以内。そうはいっても、予定日を過ぎると1日1日が長く感じられるようになるかもしれません。「赤ちゃんも名残惜しいのかな」と考えて、ゆったりとした気持ちで待ちましょう。予定日を過ぎても、赤ちゃんがどんどん大きくなって出てこられなくなるという心配はありません。

 

●41週を過ぎると分娩の誘発も

 42週以降の出産は「過産期」と呼ばれます。胎盤が徐々に老化して、赤ちゃんへ栄養や酸素が十分に送られなくなる可能性があるので、陣痛を誘発したり、帝王切開に切り替えたりしてお産に導きます。

 予定日を過ぎると、健診も頻回になり、分娩監視装置を着けて赤ちゃんの胎動と心音を観察するノンストレステストをしたり、超音波検査で羊水量を測定したりします。最近では42週まで待たず、41週を過ぎると、陣痛を誘発する傾向があります。

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※本記事は、下記出典をもとに一部加筆・再編集したものです。(新星出版社/向山)

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産科医、医学博士。日本医科大学卒業。米国ロマリンダ大学で周産期生物学、日本医科大学大学院で産婦人科学と免疫学を学び、2005年まで葛飾赤十字産院に勤務。産科部長として周産期医療に力を注ぐとともに、JICA(国際協力機構)母子保健専門家として、ベトナム、アルメニア、ニカラグア、パレスチナ、マダガスカル、カンボジアの母子医療にも関わる。現在は東峯婦人クリニック(東京都江東区)副院長。2006年、生から死までホリスティック(=全体的)に関わりたいと、主にグリーフケアの場として東峯ヒューマナイズドケアセンター・ラウンジクリニックを開設。より優しい「生まれる」「生きる」を目指し、国・地域・医療の枠を超えた”行動派産科医”として活動している。(書籍刊行時)

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