2020.03.31
妊娠したら知っておきたい!

ママの体と赤ちゃんの様子 初期 4~7週(妊娠2カ月)

  妊娠がわかってからの約10カ月間は、ママと赤ちゃんが一心同体になり、絆を深めていく大切な時間。同時に、おなかの中の赤ちゃんがどのように育っていくのか、ママの体はどのように変化するのか……、 人間の生命の神秘を感じる10カ月でもあります。

 ここでは、妊娠月数ごとの赤ちゃんの様子とママの体の変化を解説していきます。

【妊娠2カ月目の赤ちゃんの様子】 身長…約1㎝ 体重…約4g
人間としての臓器や体が作られ始める

 赤ちゃんは、妊娠7週目までは「胎芽」と呼ばれる状態で、魚のようにエラやしっぽのようなものがついています。次第に頭と胴体が分かれ始めますが、まだまだ人間らしくない形。体の中では脳や脊髄、心臓、胃、肝臓など、大切な器官が急速に作られています。

 妊娠4週を過ぎると心臓が動き始め、6週ごろになると超音波検査で心拍が確認できるようになります。また、へその緒も発達し始め、ママから栄養をもらう準備が進みます。

妊娠が判明し、体に変化が現れる

◆月経の遅れや、体調の違和感から、多くの人が妊娠に気付き始める時期。市販の妊娠検査薬で自己チェックする人が多いでしょう。
妊娠の可能性が高くても、なかなか受診しない人がいますが、正常な妊娠かどうか知るためにも、月経予定日から2週間後を目安に産婦人科へ。できるだけ早めに受診しましょう。

 

◆妊娠していることがわかったら、その日からおなかの赤ちゃんのことを最優先に考えた生活を心がけてください。特にこの時期は流産が心配です。出血や下腹部痛に注意し、不安な症状があったら念のために受診しましょう。

 

◆妊娠6~7週ごろ、経膣超音波検査で赤ちゃんの心拍が確認できれば、流産の可能性はかなり下がります。ただし、赤ちゃんが子宮内で安定する妊娠12週ごろまでは、特に下半身を冷やさないように注意し、重いものを持ったり、満員の電車やバスに乗ることはできるだけ避けるようにしましょう。

 

◆子宮はひと回り大きくなり、鶏卵の1.5倍くらいに。妊娠前と体型が変わらないため、まわりからは妊婦だと気付かれないことがほとんどですが、ママの体の中は大きく変化しています。

基礎体温は高温期が続き、熱っぽさやだるさを感じることも、また、人によっては吐き気や胸焼け、眠くてたまらないなど、つわりの症状が現れたり、乳首が敏感になる、体がかゆくなるなど、さまざまな不快症状が現れることもあります。

 

◆この時期は赤ちゃんの器官形成が急速に行われます。妊娠がわかったら、お酒やたばこ、自己判断での薬の服用などはやめましょう。

赤ちゃんの器官形成に影響を与えたり、流産や死産のリスクを高める可能性があります。

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※本記事は、下記出典をもとに一部加筆・再編集したものです。(新星出版社/向山)

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産科医、医学博士。日本医科大学卒業。米国ロマリンダ大学で周産期生物学、日本医科大学大学院で産婦人科学と免疫学を学び、2005年まで葛飾赤十字産院に勤務。産科部長として周産期医療に力を注ぐとともに、JICA(国際協力機構)母子保健専門家として、ベトナム、アルメニア、ニカラグア、パレスチナ、マダガスカル、カンボジアの母子医療にも関わる。現在は東峯婦人クリニック(東京都江東区)副院長。2006年、生から死までホリスティック(=全体的)に関わりたいと、主にグリーフケアの場として東峯ヒューマナイズドケアセンター・ラウンジクリニックを開設。より優しい「生まれる」「生きる」を目指し、国・地域・医療の枠を超えた”行動派産科医”として活動している。(書籍刊行時)

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