2022.09.22
【子どもが生まれたら知っておきたい! 】

産後のママによくある心の気がかりQ&A

 産後のママには、さまざまな不調が現れます。人によって症状の現れ方は異なりますが、出産という人生の大仕事を経て、未経験の育児に挑戦しているのですから、何もトラブルがない方が珍しいでしょう。

 

 前回の、【産後のママによくある体の気がかりQ&A】につづき、今回は【心の気がかりQ&A】を取り上げます。

👩Q 泣き止まないときがつらいです…

A 泣き止まなくても大丈夫です

 体に痛みや異常がないのに、授乳しても、オムツを替えても、抱っこしても泣き止まないということもあります。原因がわからず泣き続けると、ママは戸惑ってしまうでしょう。そんなときは、まずママ自身が「泣き止まなくてもいい」と割り切り、ゆっくり構えて抱っこしてあげましょう。赤ちゃんは泣くことで心筋や腹筋などが鍛えられ、体も丈夫になっていきます。たくさん泣くことは成長にとって必要なことなんですよ。

 

 また、赤ちゃんは眠いのに寝られず、グズグズと泣き続けることもあります。そんなときは、縦抱きで体を密着させ、やさしくトントンして安心させてあげるといいでしょう。

👩Q 睡眠不足でふらふらです…

A 赤ちゃんが眠ったら一緒に眠りましょう

 夜の授乳や夜泣きで、ママは睡眠不足になりがちですよね。ママは、「赤ちゃんが寝ている間に家事を済ませよう」と考えがちですが、赤ちゃんが寝ているときこそ、ママも一緒に眠ってください。昼寝の短い時間でも、眠れば多少はラクになるはずです。

👩Q 子どもとふたりきりなのがつらい…

A 一時的に預けてリフレッシュを

 ふたりだけで家にこもっているとどんどんつらくなってくるので、できるだけ外に出かけたり、人に会う時間を増やしましょう。また、ママにもリフレッシュする時間が必要です。一時的な預け先が確保できれば、思い切って自由に好きなことを楽しんでみて。「子どもを預けて遊ぶのは後ろめたい」と思うかもしれませんが、その数時間でママが笑顔を取り戻せるなら、むしろ前向きで、いい解決法となります。

 近年、社会的に「密室育児によるママの孤立化を防ごう」という動きがあり、育児サークルを支援したり、一時保育やファミリーサポートの活用を促す自治体も増えてきています。お住まいの自治体にそうした支援サービスがあれば、ぜひ活用してください。

👩Q 家事がはかどらないので困ります…

A 完璧にしようとせずできる範囲で

 赤ちゃんが泣くたびに家事は中断しますし、動けるようになれば目が離せないので、完璧にこなすのは難しいもの。「できる時間、できる範囲で」と割り切りましょう。家事のときは赤ちゃんをおんぶするのもひとつの手です。宅配や便利家電を活用したり、ちょっとした手抜きの工夫も取り入れてみて。

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※本記事は、下記出典をもとに再編集したものです。(新星出版社/向山)

※写真・イラスト/shutterstock

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草川功(クサカワイサオ)
医学博士、聖路加国際病院小児科医長。1983年東京医科大学卒、1987年東京医科大学大学院を修了。東京医科大学付属病院、国立小児科病院、ピッツバーグ小児病院などを経て、現職。日本小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会指導医および新生児蘇生法インストラクター、American Heart Association PALSインストラクター。NHK Eテレ『すくすく子育て』では医療の専門家として出演。穏やかな口調とやさしい笑顔で、新米ママ達からの信頼も厚い。

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