2021.06.03
【子どもが生まれたら知っておきたい! 赤ちゃんの様子】

生後9~10カ月 
興味をもったらはいはいで猛突進! 
目が離せない時期です

危険は遠ざけ、存分に遊べる環境を作ってあげましょう

 今回は、『育児オールガイド』より、生後9~10カ月の赤ちゃんの様子を解説します。

 

 ひとりで遊ぶ時間が長くなっていきます。ただし「静かに集中しているときほど危ない遊びをしている」というのもよく聞かれる経験談。そばで見守ってあげてください。

 何でも引っ張り出したり、口に入れたり、いたずらと見える場面も多いでしょう。ですが、この時期に禁止するのは、「本当に危険なことだけ」に留めて。最初から危険は遠ざけ、赤ちゃんがのびのびと遊べ、知的好奇心や能力を存分に伸ばすことができる環境を作ってあげるのがママやパパの役目です。

体👶

 生後9~10カ月の赤ちゃんの体の特徴はこんな様子!

はいはいが上達し、つかまり立ちを始める子も

 運動量が増えて体はだんだんとスマートに。はいはいがスムーズになり、足腰もどんどんしっかりしてきます。低めのテーブルや棚、ママの手などにつかまり立ちをする子も。立ち始めは不安定で尻もちをついたり、転倒して頭を打ったりすることもあるので、目を離さないようにしましょう。

 指先の動きが発達して親指と人差し指だけでものをつかんだり、紙を破ったりすることもできるようになります。

 下の2本に続いて上の前歯が生え始める子もいます。

心💛
言葉の意味がわかるようになり、大人のまねも始まります

 言葉の理解が進み、「オムツ替えようね」など、頻繁に使っている声かけの意味がわかるようになります。まだおしゃべりはできませんが、「言葉」と「意味」はどんどん頭の中で結びついていくので、わかりやすい言葉で話しかけて、意味をストックさせてあげましょう。

 早い子では、「あれ見て!」と指さしたり、大人のまねをしてバイバイや拍手のしぐさも出てきます。

危険な行動は厳しく「ダメ!」それ以外は穏やかに教えて

 危険な行動は厳しい口調で「ダメ!」と禁止を。1回では理解できずに繰り返すので、そのたびに険しい顔できちんと伝えていきましょう。

 ただし、何でも叱っていると、心が萎縮してしまいます。危険ではないけれどやめさせたいことは「これはママの大事なものだからダメよ」など、穏やかに教えましょう。繰り返して教えていくと、完全には理解できなくても、「ダメなんだな」ということはわかってくれます。

後追いは、この時期だけの愛着行動と受け止めてあげて

 身体能力が高まるにつれ、後追いも激しくなります。ママを探して泣き叫ぶ姿に困ることもありますが、知的発達やママへの愛着から生まれる、この時期ならではのかわいらしい行動。トイレについてきたり、料理中も離れなかったりして、ママは少し不自由になりますが、できるだけ赤ちゃんの視界にいてあげて。

生活・お世話🏠
大人のリズムに近づきますが、夜ふかしは禁物です

 離乳食が3回食になったり、大人の生活リズムに近づいてきます。ただし、夜ふかしは禁物。遅く帰ってくるパパを待って、赤ちゃんも一緒に起きているのは考えものです。パパに少し早起きをしてもらって、ふれあいの時間をつくってもらうようにしましょう。

🐤遊び
ママやパパが使っている道具は特に興味を引くおもちゃです

 引き続き、生活用品が大好きな時期。特に、メガネやリモコン、携帯電話など、ママやパパが使っているものに興味津々です。テーブルに置いてあったスマホをつかまり立ちして手に取って、ボタンをやたらと押したり、口に入れたり……などということも日常茶飯事に。赤ちゃんには道具の区別はなく、すべてがおもちゃです。好奇心を満たせるようにできるだけさわらせてあげつつ、本当にダメなものはさわれない場所にしまっておきましょう。

体をたくさん動かす遊びや音楽遊びを積極的に

 体をたくさん動かす遊びも取り入れてあげましょう。ママははいはいしながら「まてまてー」と追いかける鬼ごっこは、赤ちゃんに大人気です。また、少し離れたところから「こっちにおいでー」と声をかければ、うれしそに突進してくるはず。公園のすべり台をうつぶせで足からすべらせるのも喜ぶでしょう。

 音楽も楽しめるようになってくる時期です。童謡に合わせて体を揺らしたり、たいこをたたいたりしてみましょう。

MORE:9~10カ月の良くある気がかりなど、育児のことをもっと知りたい方は👉こちら

 

※本記事は、下記出典をもとに再編集したものです。(新星出版社/向山)

※写真/shutterstock

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医学博士、聖路加国際病院小児科医長。1983年東京医科大学卒、1987年東京医科大学大学院を修了。東京医科大学付属病院、国立小児科病院、ピッツバーグ小児病院などを経て、現職。日本小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会指導医および新生児蘇生法インストラクター、American Heart Association PALSインストラクター。NHK Eテレ『すくすく子育て』では医療の専門家として出演。穏やかな口調とやさしい笑顔で、新米ママ達からの信頼も厚い。

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