2021.05.06
【子どもが生まれたら知っておきたい! 赤ちゃんの様子】

生後8~9カ月 
はいはいが始まると、ママの後追いも始まります

人見知りや後追いは、これまで愛を注いだママの勲章!

 今回は、『育児オールガイド』より、生後8~9カ月の赤ちゃんの様子を解説します。

 

 この前おすわりしたと思ったら、もうはいはいに……。ママは、日々進化する赤ちゃんから目が離せません。おすわりが安定すると、着替えさせやすくなり、洋服は上下セパレートのものが増えるでしょう。おしゃれも楽しめますね。  

 激しくなっていく人見知りや後追いは、ママと赤ちゃんがしっかり結ばれた絆の証。これまでの日々があったからこその行動ですから、ママの勲章です。「大変だわ」と思うだけでなく、誇りに感じてみてはいかがでしょう。

体👶

 生後8~9カ月の赤ちゃんの体の特徴はこんな様子!

はいはいの形は赤ちゃんによってさまざま

 おすわりはますます安定し、背筋も伸びてきます。お尻を軸にくるくる回ったり、はいはいを始める赤ちゃんも。何気なく見えるこれらの動作も、右と左で別々の動きができる運動の分化や、背骨の端まで脳の神経が生き渡ったからこそできる、発達の成果なのです。

 

 はいはいのスタイルには赤ちゃんの個性が色濃く出ます。スタンダードなのは四つんばいでの前進ですが、後ろに下がるだけ、ぐるぐる回るだけ、ほふく前進の「ずりばい」、足を伸ばして腰を高く上げる「たかばい」なども。腹ばいが嫌いではいはいをしない子、はいはいせずにいきなりつかまり立ちをする子もいます。いずれにしても発達の問題ではありませんし、将来の運動神経に影響はありません。

 

 はいはいなどで運動量が増えると、体つきもさらにすっきり、幼児体型に近づいていきます。

心💛
人見知りがピークになり、後追いが始まる赤ちゃんも

 人見知りがピークに達します。さらに、要求を通すために大声を出す、全身で泣いて訴える、かんしゃくを起こすなど、激しくアピールする場面も。これも成長過程ですから、「情緒不安定なのでは?」といった心配はいりません。たっぷり甘えさせてあげましょう。

 

 はいはいが始まると、キッチンやトイレにいるママを探して追いかける「後追い」も始まるでしょう。好奇心旺盛で興味の対象が広がる反面、これまで以上にママからもたらされる安心感を渇望するのです。トイレにもついてくるのでママは大変ですが、できる限り赤ちゃんの気持ちに応えてあげてください。

 名前を呼ぶと振り向くのはもちろん、大人の会話のニュアンスをなんとなく察知できるようにもなります。特に大人が深刻な話をしていたり険悪な雰囲気になると、敏感に感じ取って、泣き出したりぐずったりしてイヤがる赤ちゃんもいるでしょう。

生活・お世話🏠
手づかみの離乳食で変化を。コップやストローが使えるように

 離乳食は2回食が定着し始める頃。手づかみ食べを喜ぶ子もいます。ストローやコップで飲むこともできるようになってくるので、赤ちゃんマグなどを用意してあげるとよいでしょう。

 

 移動範囲が広がり、好奇心のままに動くので、引き出しを開けて指を挟んだり、はいはいで階段から落ちたりする危険性も高まります。成長を先取りして、安全管理を徹底しましょう。

🐤遊び
ママが抱っこして、遊具も体験してみましょう

 公園や広場でのびのび遊ばせましょう。地面に降ろしてあげると、芝生や砂場の感触など、新鮮な刺激を体験することができます。ブランコやすべり台などの遊具は、ママが抱っこして一緒に遊ぶことで体験できます。

 

 夏には水遊び、冬には雪遊び、雨の日にあえて散歩に出かけ、傘にあたる雨音や、水たまりの波紋などを赤ちゃんと一緒に楽しむのもよいでしょう。

身近な生活用品や手作りおもちゃ遊びのバリエーションを楽しんで

 自分専用のおもちゃよりも、生活用品やごみ箱の中のものに興味津々。大人にはいたずらに見える行為も、すべてが赤ちゃんの成長につながる遊びです。危険なものは部屋におかないようにして、できるだけ自由に遊ばせてあげましょう。

 

 新聞紙を丸めてマスキングテープ出巻いたボールで遊ぶ、スカーフをラップの芯に詰めて引き出して遊ぶなど、身近なもので作ったおもちゃも喜びます。ママが発明した遊びを気に入ってくれたら感激ですね。

MORE:8~9カ月の良くある気がかりなど、育児のことをもっと知りたい方は👉こちら

 

※本記事は、下記出典をもとに再編集したものです。(新星出版社/向山)

※写真/shutterstock

育児オールガイド
草川功 監修(プロフィールは下記参照)
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草川功(クサカワイサオ)
医学博士、聖路加国際病院小児科医長。1983年東京医科大学卒、1987年東京医科大学大学院を修了。東京医科大学付属病院、国立小児科病院、ピッツバーグ小児病院などを経て、現職。日本小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会指導医および新生児蘇生法インストラクター、American Heart Association PALSインストラクター。NHK Eテレ『すくすく子育て』では医療の専門家として出演。穏やかな口調とやさしい笑顔で、新米ママ達からの信頼も厚い。

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