今回は、『育児オールガイド』より、生後3~4カ月の赤ちゃんの様子を解説します。
赤ちゃんは生まれてからまだ100日程度ですが、体も心も急速に成長していきます。よく観察していると、日々「〇〇ができるようになった」「そろそろ〇〇しそう」などの変化が発見できるでしょう。
ママもママとして100日分、成長していきます。赤ちゃんの泣き方や時間の間隔で「オムツかな?」「そろそろおっぱいね」と見当がつくようになってくる頃。赤ちゃんのかわいい笑い声は、頑張ってきたママへのごほうびなのかもしれませんね。
生後3~4カ月の赤ちゃんの体の特徴はこんな様子!
4カ月に近づくと、体重が出生時の約2倍、身長も10㎝程度伸びるでしょう。ふっくらした体型になり、手首や太ももに赤ちゃんらしい肉ジワが見られる子も。かわいらしい特徴ですが、汚れがたまりやすいので、お風呂ではシワの奥まで丁寧に洗ってあげましょう。
握力も増し、手指をコントロールする能力も発達して、おもちゃを握れるようになります。
じっと何かを見つめ、興味をもって首の向きを変え、手を伸ばしてさわろうとする……こうした一連の動作は、好奇心も体も発達したからこそできる大きな成長です。
また、あやすと声を出して笑ったり、はしゃいだり、手足をバタバタさせたりと、喜びの表現も豊かになっていきます。今までよりも激しくグズることも出てきますが、これは「イヤ」「気持ちがよくない」などの感情もはっきり主張できるようになったということ。毎日、さまざまな刺激を受けながら、感情がどんどん豊かに発達しているのです。
生後100日目(地方によっては110日目や120日目)に、赤ちゃんの健康を祈願する伝統行事です。一生食べることに困らないようにと、食べ物を食べさせるまねをします。
両家の祖父母や親戚などを招いてお祝いします。長寿にあやかるため、親族で一番年長のおじいちゃんかおばあちゃんが赤ちゃんをひざに乗せて、食べさせるまねをします。近年は両親と赤ちゃんだけで行う家庭も多いようです。
すまし汁に鯛のお頭つき、煮物、香の物、赤飯(または白飯)の一汁三菜が基本ですが、その家庭ならではのメニューでもいいでしょう。地域によっては、歯固めや紅白餅を添える場合もあります。祖父母に相談してみましょう。
正式には漆塗りの膳とおわんを用いますが、お祝い用にいただいた離乳食用の食器などで代用してもOK。
※本記事は、下記出典をもとに再編集したものです。(新星出版社/向山)
※写真/shutterstock
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手足をバタバタしたり声を出したり、活発に動きます
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