2020.10.01
【子どもが生まれたら知っておきたい! 赤ちゃんの様子】

生後0~1カ月
五感すべてで一生懸命 新しい世界を感じています

 赤ちゃんもママも初めて経験することがいっぱい!

 生まれたばかりの赤ちゃんは、温かくて心地よかったママのおなかから出てきて、外の世界に慣れるのに必死です。朝の光もおっぱいも、やわらかい肌着もお布団もすべてが新鮮な体験なのです。

 一方のママも、初めて経験することばかり。抱っこや授乳、オムツ替え、沐浴など、どんなことでも慣れるまでは大変に感じるでしょう。でも焦らなくて大丈夫。赤ちゃんが日々成長するのと一緒に、ママも日々、ママとして成長していくのですから。

 今回は、『育児オールガイド』より、生後0~1カ月の赤ちゃんの様子を解説します。

目👀

ママの顔はぼんやりと見えています。光に反応したり、赤などはっきりとした色は認識できます。

 

耳👂

おなかの中にいた頃から耳は聞こえています。ママの声と他の人の声を聞き分けることもできます。

鼻👃

赤ちゃんの嗅覚は敏感でママのにおいがわかります。鼻の表面の白いポツポツは次第に消えます。

口👄

小さな口で驚くほど力強くおっぱいを吸います。始めは上手に飲めなくても、どんどん上達します。

 

肌👶

皮膚が薄くやわらかいので、とてもデリケート。生まれた直後は脂肪分がついています。

 

体の成長
体重が一時的に減少した後、着々と増えていきます

 生まれてから満1歳までを「乳児」と呼び、特に生後4週間までを「新生児」と呼びます。

 生まれてから1週間くらいまでは、一時的に体重が減少することもありますが、生理的なことなので心配いりません。

 生後2カ月頃までは、1日およそ30~40gずつ大きくなる赤ちゃんが多いようです。ただし体重増加のペースには個人差があるので、ちゃんとおっぱいやミルクを飲んでいれば、神経質にならなくて大丈夫です。

体はふにゃふにゃですが、ママを識別する能力はあります

 赤ちゃんの平熱は36.7~37.5℃と、大人より高めです。首はまだグラグラしていて、おなかはぽっこり、足は偏平足。股関節はやわらかく、いつもM字型に開脚しています。おへそのジクジクは、生後1週間あたりでへその緒が取れた後、だんだんと乾燥していきます。

 体はまだふにゃふにゃですが、五感はすでに発達しています。視力は0.02くらい。30㎝くらいの距離でピントが合っていて、ちょうどママに抱っこされたときに顔を認識できるようになっています。ママのにおいやミルクの味も判別できます。

 新生児の頭には、やわらかくぺこぺこしている部分がありますが、これは頭蓋骨が十分に発達していないためのすき間です。前頭部にあるひし形のすき間は、「大泉門(だいせんもん)」といい、1歳半~2歳頃までに自然に閉じます。後頭部にある小さいすき間は「小泉門(しょうせんもん)」で、生後2~3カ月で閉じます。いずれも心配いりません。

 

 

心の成長

 穏やかに笑っているように見えるのは「生理的微笑」です。

 

 赤ちゃんは、おなかがすいても眠くても、おしっこやうんちが出ても、一心に泣いてママを求めます。そしてお世話されることで、快・不快の感覚や、ママへの安心感を覚えていきます。

 新生児はときどきほほえんでいるような表情を見せますが、これは「生理的微笑」という生理的なもの。感情を伴った笑顔が見られるのは2~3か月頃からです。

 

 

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医学博士、聖路加国際病院小児科医長。1983年東京医科大学卒、1987年東京医科大学大学院を修了。東京医科大学付属病院、国立小児科病院、ピッツバーグ小児病院などを経て、現職。日本小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会指導医および新生児蘇生法インストラクター、American Heart Association PALSインストラクター。NHK Eテレ『すくすく子育て』では医療の専門家として出演。穏やかな口調とやさしい笑顔で、新米ママ達からの信頼も厚い。

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