2020.04.28
妊娠したら知っておきたい!

ママの体と赤ちゃんの様子 【中期 24~27週(妊娠7カ月)】

  妊娠がわかってからの約10カ月間は、ママと赤ちゃんが一心同体になり、絆を深めていく大切な時間。同時に、おなかの中の赤ちゃんがどのように育っていくのか、ママの体はどのように変化するのか……、 人間の生命の神秘を感じる10カ月でもあります。

 ここでは、妊娠月数ごとの赤ちゃんの様子とママの体の変化を解説していきます。

【妊娠7カ月目の赤ちゃんの様子】 身長…約30㎝ 体重…約1000g
●脳や目の機能も発達してくる

 皮下脂肪が体につき始め、少しずつふっくらしてきます。まだ皮膚はシワシワですが、厚みを増し、徐々に肌色に近づいています。

 脳が発達し、体の動きも徐々にコントロールできるようになってきます。ときどきまぶたを開いて、目を動かすことも。明暗を認識できる程度に視覚も発達しています。

 体が大きくなるにつれ、子宮の中が窮屈に。早い子では、そろそろ頭の位置を下に向け、位置を固定し始めます。

 

【ママの体】

おなかをカバーして動くようにしよう

 

◆子宮がおへその上まで大きくなり、子宮底長も23~26㎝程度になります。おなかもかなり重くなり、前にせり出してきます。今までのように動くのは難しく、転倒しやすくなるので、十分注意しましょう。大きくなった子宮が心臓や肺を押し上げるため、動機や息切れがすることもあります。外出時は、できるだけ急な階段は避けて、エレベーターやエスカレーターを利用し、日常的にゆっくりした動作を心がけてください。休息を十分にとり、疲れをためないようにします。家事も立ちっぱなしはやめて、休み休みを心がけましょう。

 

◆このころになると、胎動が力強くなり、赤ちゃんの動きがはっきりとわかるようになってきます。また、胎動の影響もあり、頻繁におなかが張ることがあります。1日数回程度の張りで、休めばおさまるようなら心配いりません。しかし、休んでも張りが続いたり、1時間に何度も張るようなら、切迫早産の可能性もあります。その場合は、必ず受診してください。働いているママは、産休まであともう少し。職場の人に理解を求め、おなかが張ったら休める態勢を整えるようにしましょう。

 

◆おなかが大きくなってくると、マイナートラブルに悩まされるママが増えてきます。そのひとつが「動脈瘤(どうみゃくりゅう)」。ふくらはぎや太ももの内側などの血管がこぶのように膨らみます。また、おなかの皮膚の急激な伸びに皮下組織がついていけず「妊娠線」が現れることも。保湿をしっかりし、マッサージなどでしっかりケアしておきましょう。そのほか、便秘やむくみ、腰や背中の痛み、仰向けに寝るのが苦しくなるなどのトラブルが多くの妊婦さんに聞かれます。

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※本記事は、下記出典をもとに一部加筆・再編集したものです。(新星出版社/向山)

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産科医、医学博士。日本医科大学卒業。米国ロマリンダ大学で周産期生物学、日本医科大学大学院で産婦人科学と免疫学を学び、2005年まで葛飾赤十字産院に勤務。産科部長として周産期医療に力を注ぐとともに、JICA(国際協力機構)母子保健専門家として、ベトナム、アルメニア、ニカラグア、パレスチナ、マダガスカル、カンボジアの母子医療にも関わる。現在は東峯婦人クリニック(東京都江東区)副院長。2006年、生から死までホリスティック(=全体的)に関わりたいと、主にグリーフケアの場として東峯ヒューマナイズドケアセンター・ラウンジクリニックを開設。より優しい「生まれる」「生きる」を目指し、国・地域・医療の枠を超えた”行動派産科医”として活動している。(書籍刊行時)

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