2020.04.06
妊娠したら知っておきたい!

ママの体と赤ちゃんの様子 初期 8~11週(妊娠3カ月)

  妊娠がわかってからの約10カ月間は、ママと赤ちゃんが一心同体になり、絆を深めていく大切な時間。同時に、おなかの中の赤ちゃんがどのように育っていくのか、ママの体はどのように変化するのか……、 人間の生命の神秘を感じる10カ月でもあります。

 ここでは、妊娠月数ごとの赤ちゃんの様子とママの体の変化を解説していきます。

【妊娠3カ月目の赤ちゃんの様子】 身長…約6㎝ 体重…約20g
●器官が機能し始め、だんだん人間らしい姿に

 妊娠8週ごろから頭、胴、足がはっきりした3頭身になり、「胎児」と呼ばれるようになります。胃や腎臓などの臓器も発達し、血液循環が始まったり、羊水を飲んで羊水中に排泄するようになります。顔もどんどん人間らしくなっていきます。

 胎盤はまだ完成しませんが、へその緒を通じて少しずつママから栄養をもらい始めます。外性器も発達し、11週の終わりごろになると、男女の違いが少しずつ出てきます。

【ママの体】

つわりのある人は一番つらい時期

 

◆おなかはまだ目立ちませんが、子宮は握りこぶしくらいの大きさに。そのため、膀胱が圧迫されてトイレが近くなったり、足の付け根に痛みを感じたり、周囲の筋肉が引っ張られて下腹部に圧迫感や軽い痛み、違和感を感じることがあります。乳房は張り、乳首が敏感になったりと、胸の変化を感じることも。そのほか、便秘になったり、新陳代謝が活発になって汗をよくかいたり、おりものが増えるようになる人もいます。

 

 さまざまな体の変化が現れてきますが、すべてが出産に向けての準備なので心配しないでください。
ただし、おりものの状態には注意。量が増えただけであれば問題ありませんが、かゆかったり、いつもと色や状態が違う、においが強いなどのときは膣炎などの病気の可能性があるので、医師に相談しましょう。

 

 この時期は、つわりのある人にはつらいとき。においに敏感、胸のムカつきがおさまらない、ちょっとでも食べれば吐いてしまう…。症状の程度には個人差がありますが、思うように食事がとれず、一時的に体重が減ることも。しかし、この時期を乗り越えれば、次第にラクになっていきます。

 

 個人差がありますが、つわりはこの時期がピークで、12~16週ごろにはおさまる人が多いといわれています。もう少しの間、何とか付き合っていきましょう。ただし、水分も受け付けないほどのひどいつわりは「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といって治療の対象になります。不安なときは早めに受診し、医師の指導を受けてください。

 

◆まだ、流産の心配がある時期なので、疲れをためないようにし、下腹部痛や、少量でも出血が見られるときは医師に相談を。

MORE  
●つわりの時期の口内トラブルについて
●バースプランの立て方
●安産ボディのつくりかた
●よくある心配&トラブル

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※本記事は、下記出典をもとに一部加筆・再編集したものです。(新星出版社/向山)

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産科医、医学博士。日本医科大学卒業。米国ロマリンダ大学で周産期生物学、日本医科大学大学院で産婦人科学と免疫学を学び、2005年まで葛飾赤十字産院に勤務。産科部長として周産期医療に力を注ぐとともに、JICA(国際協力機構)母子保健専門家として、ベトナム、アルメニア、ニカラグア、パレスチナ、マダガスカル、カンボジアの母子医療にも関わる。現在は東峯婦人クリニック(東京都江東区)副院長。2006年、生から死までホリスティック(=全体的)に関わりたいと、主にグリーフケアの場として東峯ヒューマナイズドケアセンター・ラウンジクリニックを開設。より優しい「生まれる」「生きる」を目指し、国・地域・医療の枠を超えた”行動派産科医”として活動している。(書籍刊行時)

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